Delphi/400 FAQ 
よくある質問をまとめました

Delphi/400の製品特徴、機能、ライセンスの考え方等についてご説明します。

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製品インストール時のご質問、バージョンアップ関連、その他の技術的事項についてご説明します。

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Delphi/400ユーザー様向けのメンテナンスプログラムおよびテクニカルサポートについてご説明します。

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Delphi/400ユーザー様向けにご購入時の手続きや各種変更届についてご説明します。

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技術に関するFAQ

※対象バージョンについて
対象バージョンの記載のないものについては、全バージョンが対象となります。

インストールがうまくできない
インストールしたが接続先IBM i(AS/400)につながらなくなる
新しいIBM i(AS/400)に移行したい  
再インストールするとPROTECTION ERRORが発生
インストールから60日経過してしまったら...  
Delphi/400ではデータ処理を行うための手段としてどのようなものがあるか?
SQL-Link for DB2/400を使用した場合の利点は?
dbExpress(CO400connectionドライバ)を使用した場合の利点は?
SQL-Link for DB2/400を使用した場合、TTableとTQueryの2つのコンポーネントを使用してデータ操作することができますが、このコンポーネント違いは?
データ操作について考慮すべき内容は?
複数のデータソースからデータの差分を調べる方法は?
IBM i(AS/400)専用コンポーネントとSQL-Link for DB2/400を同時に使用する場合の注意点は?
SQL文のレスポンスを調べる方法は? 
Delphi/400 Version5以前のバージョンで作成されたアプリケーションをDelphi/400 Version6以降にコンバージョンする場合の注意点
IBM i(AS/400)のIPL時にDelphi/400のサブシステムを開始したい。
IBM i(AS/400)V5R1以降でのIPLオプション【TCP/IPの開始】について
TSpool400の日本語環境でのサポートについて
TSpool400の「書式 | 書式のデフォルト値を検索」について
TSpool400での、全角文字の桁ずれについて
過去のバージョンで作成されたアプリケーションをDelphi/400 Version7にコンバージョンする場合の注意点
IBM i(AS/400)V5R2をサポートしていますか?
IBM i(AS/400)V5R3をサポートしていますか?
アプリケーション実行時「MIDAS.DLLが読み込めません」のエラー
IBM i(AS/400)V5R3で、SQL文にHostCodeでx'7D'を含む文字(「角」「巾」等)が含まれる場合にエラー
JP-3での接続時、IBM i(AS/400)に小文字のコマンドを送信するとエラーになる。
過去のバージョンからDelphi/400 Version2005にバージョンアップする場合の注意点
Delphi2005アンインストール時の注意
CPF1136でCO4XXSVRが起動しない
Jタイプフィールドに更新系のSQLを使って空文字を更新する場合の注意点
IBM i(AS/400)V5R4をサポートしていますか?
過去のバージョンからDelphi/400 Version2006にバージョンアップする場合の注意点
IBM i (AS/400)のパーティション番号の取得方法
Windows Vistaの対応について
TTableコンポーネントを複数使用する際の注意点
Delphi/400 Version2006のBDEマージモジュールの追加方法
過去のバージョンからDelphi/400 Version2007にバージョンアップする場合の注意点
IntraWebのパッチ適用方法
ConfigrationでAS/400NAMEを指定する際の注意点
Delphi/400 Version2007以降のBDEマージモジュールの追加方法
Delphi/400 Version2007 インストール時のエラーについて
IBM i(AS/400)V6R1をサポートしていますか?
Delphi/400 V2007 以降のdbExpressでのトランザクション制御
過去のバージョンからDelphi/400 Version2009にバージョンアップする場合の注意点
過去のバージョンからDelphi/400 Version2010にバージョンアップする場合の注意点
IBM i(AS/400)V7R1をサポートしていますか?
Delphiの使用許諾コードを取得するには
過去のバージョンからDelphi/400 VersionXEにバージョンアップする場合の注意点
Delphi/400 VXE 以降のMultiple Transaction制御
過去のバージョンからDelphi/400 VersionXE3にバージョンアップする場合の注意点
過去のバージョンからDelphi/400 VersionXE5にバージョンアップする場合の注意点
IBM i(AS/400)V7R2をサポートしていますか?
Webアプリケーション環境をIIS上で構築するには?
dbExpressアプリケーションで運用PCに配布する内容は?
iOS8.1.3以降でコンパイルするには?
過去のバージョンからDelphi/400 VersionXE7にバージョンアップする場合の注意点
過去のバージョンからDelphi/400 10 Seattleにバージョンアップする場合の注意点
IBM i(AS/400)V7R3をサポートしていますか?
過去のバージョンからDelphi/400 10.2 Tokyoにバージョンアップする場合の注意点
Delphiインストール時のEDNアカウントについて
IBM i(AS/400)V7R4をサポートしていますか?
過去のバージョンからDelphi/400 11 Alexandriaにバージョンアップする場合の注意点
IBM i(AS/400)V7R5をサポートしていますか?

Answer

インストールがうまくできないのですが?

以下の事項を確認してください

TCP/IP接続でインストールする場合、接続先IBM i(AS/400)でTCP/IP サービスが開始されていますか? またFTPサービスが開始されていますか?
FTPサービスはインストール時のみ必要です。
   
TCP/IP サービスが開始されていた場合、接続先IBM i(AS/400)のIPアドレスに対し通信できますか?
通信できるかどうかは、コマンドプロンプトから、
 ping 接続先IBM i(AS/400)のIPアドレス
で確認できます。
   
接続できるがインストールがうまくできない場合、インストールするサーバーポートが他で使われていませんか?
他のサービスで使用しているポートと衝突している場合、正しくインストールできません。
インストールしましたが接続先IBM i(AS/400)につながらなくなりました

以下の事項を確認してください

1. TCP/IP で接続する場合、接続先IBM i(AS/400)とTCP/IPで通信できますか? 通信できるかどうかは、コマンドプロンプトから、
 ping 接続先IBM i(AS/400)のIPアドレス
で確認できます。
   
2. 接続先IBM i(AS/400)でCO4XXTCP サブシステムは動作していますか?
サブシステムが動作しているかどうかは、
 WRKACTJOB コマンド
で確認できます。
   
3. 接続先IBM i(AS/400)でCO4XXTCPサブシステム直下のCO4XXSVR(事前開始ジョブ)は動作していますか? ジョブが動作しているかどうかは、
 WRKACTJOB コマンド
で確認できます。
   
4. 接続先IBM i(AS/400)のライセンス期限が切れていませんか? ライセンスの期限が切れているかどうかは、
  CALL CO4XX/ABOUT
で確認できます。 ライセンス情報が消えていた場合は、もう一度ライセンスキーをご確認の上入力しなおしてください。

クライアントを追加する際に、誤ってミドルウェアコンポーネントを上書きインストールした場合などにライセンス情報が消えることがありますのでご注意ください。
新しいIBM i(AS/400)に移行したいのですが

この手続きを行うと、ClientObject/400 のライセンスを移行できます。
但し、CO400UNSプログラムを実行するとそのIBM i(AS/400)でDelphi/400をご使用いただけなくなりますので、移行作業手順の最後に実行するようにお願い致します。

なお、移行キーの発行はメンテナンスプログラムへのご加入が必須となります。詳細は、弊社担当営業にご連絡ください。

1. 以下の3つの情報を株式会社ミガロ.に連絡して、新しいIBM i(AS/400)用のライセンスキーを入手します。
 

(1) 新しいIBM i(AS/400)のシリアルナンバー
DSPLICKEY OUTPUT(*PRINT)
(2) 新しいIBM i(AS/400)のモデル
DSPSYSVAL SYSVAL(QMODEL) OUTPUT(*PRINT)
(3) 新しいIBM i(AS/400)のパーティション番号

パーティション番号の取得はこちらのモジュール(64KB)をダウンロードの上、解凍してご利用いただけます。モジュールに含まれております[CheckLparの使用方法.txt]をご参照下さい。

   
2. Delphi/400のインストーラを使い、新しいIBM i(AS/400)にCO4XX ライブラリをインストールします。
   
3. 以下のコマンドで新しいIBM i(AS/400)にライセンスキーを登録します。
   CALL CO4XX /CO400INS
 
4.  移行元IBM i(AS/400)でCO400UNSプログラムを以下のように実行します。
   CALL CO4XX /CO400UNS
 
このプログラムは、移行元IBM i(AS/400)の ClientObjects/400 を無効にし、新しいIBM i(AS/400)用の移行キーを作成します。

移行キーを株式会社ミガロ.に連絡して移行完了となります。
再インストールしたらPROTECTION ERRORが発生します

再インストール、パッチを導入する際にライセンスキーがはずれる場合があります。
もう一度ライセンスキーを導入いただくと、再度使用できるようになります。

ライセンスキーの詳細な導入方法については、ユーザーズマニュアル、セットアップテキストをご参照ください。 ライセンスキーの導入は、 IBM i(AS/400)上で
  CALL CO4XX/CO400INS
を実行します。
インストールから60日経過してしまったら...

インストールから60日が経過すると、PROTECTION ERRORが発生するようになります。61日目からは、ライセンスキーを導入しないと、Delphi/400 を動作させることはできません。
速やかにライセンスキーをご購入ください。
なおライセンスキーは株式会社ミガロ.よりご購入ください。

Delphi/400ではデータ処理を行うための手段としてどのようなものがありますか?

大きく分けて2つあります。一つはIBM i(AS/400)専用のコンポーネントを使う方法とSQL-Link for DB2/400(IDCO400ドライバ)を使用して標準のData Controlのコンポーネントを使う方法です。
また、Version6からdbExpress(CO400connectionドライバ)が追加されました。

SQL-Link for DB2/400を使用した場合の利点は何ですか?

SQL文によるデータ操作を行うことができ、また他のRDBMSとのジョインや同時アクセスが可能になります。また、RDBMSの違いをある程度ミドルウェアレイヤで吸収してくれますので、他のRDBMSへの移植性が非常に高くなります。

ただし、IBM i(AS/400)のモデル(オンライン処理を前提としたIBM i(AS/400)モデル)によってはSQL文によるデータ処理は非常にレスポンスが悪くなる可能性がありますので、ご注意ください。

dbExpress(CO400connectionドライバ)を使用した場合の利点は何ですか?
Version : 6, 7, 2005, 2006, 2007

SQL文によるデータ操作を行うことができ、データアクセスのバッファリングなどをせず、直接RDBMSをアクセスすることで軽量化と高速化を実現しています。

ただし、IBM i(AS/400)のモデル(オンライン処理を前提としたIBM i(AS/400)モデル)によってはSQL文によるデータ処理は非常にレスポンスが悪くなる可能性があり、またdbExpressでは物理ファイルへのアクセスのみ可能となりますので、ご注意ください。

SQL-Link for DB2/400を使用した場合、TTableとTQueryの2つのコンポーネントを使用してデータ操作することができますが、このコンポーネント違いはなんですか?

TTableを使用した場合、SQL-Link for DB2/400が適切なSQL文を生成してデータ操作を行います。また、基本的に全件アクセスを想定していますので、クライアント側に非常に大きなデータセットが送信される可能性があります。

データ量の多いテーブルへのアクセスにはTQueryコンポーネントを使用することをお勧めします。また、SELECT文にできる限りWHERE節を指定して必要なデータセットを絞り出すようにしてください。

データ操作について考慮すべき内容がありますか?

クライアント/サーバー側のシステムでは如何にサーバー側のCPUを利用するかを考慮する必要があります。クライアント側でループするようなデータ操作を行った場合、どんなに早いサーバーマシンであってもレスポンスの問題が発生する可能性があります。

データ操作は基本的にサーバーのCPUで行うようにしてください。単一SQL文によるデータ操作が難しい場合は、ストアドプロシージャやRPGを利用してデータ操作を行うことをお勧めします。

複数のデータソースからデータの差分を調べる方法はありますか?

テーブル構造およびインデックス構造が類似している場合、TBatchMoveコンポーネントを使用されることをお勧めします。こちらのコンポーネントはインデックス情報をベースに2つのデータソースから差分更新、差分削除を行う機能を持っています。詳細は、TBatchMoveコンポーネントのヘルプをご参照ください。

IBM i(AS/400)専用コンポーネントとSQL-Link for DB2/400を同時に使用する場合の注意点はありますか?

IBM i(AS/400)専用コンポーネントとSQL-Link for DB2/400を同時に使用した場合、同一のトランザクションでは処理できません。別トランザクションになることを前提の上、コーディングを行ってください。

SQL文のレスポンスを調べる方法はありますか?

IBM i(AS/400)の対話式SQLを利用してSQL文のレスポンスを調べることができます。Delphi/400がSQL文を扱う場合、基本的にSQL文をIBM i(AS/400)に渡して処理を行いますので、対話式SQLのレスポンス以上のパフォーマンスを得ることができませんのでご注意ください。

Delphi/400 Version5以前のバージョンで作成されたアプリケーションをDelphi/400 Version6以降にコンバージョンする場合

過去のバージョンで作成されたプログラムを異なるバージョンのDelphi/400でご使用になられる場合、再コンパイルが必要です。必ず再コンパイルし動作を確認してご使用ください。
(再コンパイルには【プロジェクトメニュー】の【すべてのプロジェクトを再構築】が便利です。)

また、Delphi/400 Version5以前のバージョンで作成されたアプリケーションをDelphi/400 Version6以降にコンバージョンする場合、Delphi部分において、いくつかの機能で下位互換性が失われています。詳細については、下記の資料をご参照ください。

1. Delphi 6のヘルプのDelphi6へのアップグレード
(【スタートメニュー】-【プログラム】-【Borland Delphi 6】-【ヘルプ】の【Delphiの新しい機能】にあります。)
 
(1) ユニット名が変更になっているものがあります。
  <エラー内容>「未定義の識別子'AAAAA'」のエラーが発生
  <原因>  ユニットが変更されたため。
  <対処方法> Uses節にユニットの追加定義を行う。Null、VarArrayOfなどをご使用の場合は、Variantsユニットを追加してください。 同様のエラーが発生した場合、【Delphiの新しい機能】を参照し、エラーの対処を行って下さい。
(2) DesignIntfの名称が変更になっています。
  プロパティエディタのインターフェースのコンパイルユニットを、パスに通す必要があります。 この、プロパティエディタのインターフェースモジュールは、Sourceとして提供されていますが、 ユニットとしては存在していません。その為、Delphi/400 DeveloperのCD-ROM¥Otherのユニット(DesignIntf.dcu)をパスの通っている場所にコピーしてください。 コピー先の推奨フォルダ Delphi6をインストールしたフォルダ(デフォルトでは、C:¥Program Files¥Borland¥Delphi6) ¥Lib です。
その他変更点などありますので、【Delphiの新しい機能】を参照して下さい。
アプリケーション内で使用している場合は以下の設定をしておいてください。
 
1) 「プロジェクト | オプション」を選択
2) 「プロジェクト オプション」ウィンドウから「ディレクトリ/条件」タブを選択
3) 「ユニットの別名」の右端の「...」ボタンをクリック
4) 「ユニットの別名」ウィンドウの下の入力フィールドに
 DsgnIntf=DesignIntf
を入力し、「追加」ボタンをクリック
5) 「ユニットの別名」ウィンドウの「OK」ボタンをクリック
6) 「プロジェクト オプション」ウィンドウの左下の「デフォルト」にチェックを入れて「OK」ボタンをクリック
   
2. Delphi 6のReadme.txtの既知の問題点
(Delphiをインストールしたフォルダにあります。デフォルトは次の通りです。
C:¥Program Files¥Borland¥Delphi6)
 

※上記はあくまで既知の注意事項ですが、株式会社ミガロ.がDelphi製品のバージョン間のプログラムのコンパイル、および動作保障をするものではございません。

IBM i(AS/400)のIPL時にDelphi/400のサブシステムを開始したい
1. IBM i(AS/400)のシステム値 QSTRUPPGMを確認してください。
  DSPSYSVAL QSTRUPPGM
ライブラリー/始動プログラムを書き留めておいてください。
(デフォルト値はQSYS/QSTRUPです)
   
2.

1.で書き留めておいたプログラムのソースを検索してください。
  RTVCLSRC PGM(QSYS/QSTRUP) SRCFILE(xxxLIB/QCLSRC)
(PGMは1で書き留めたものを、SRCFILEは適当なライブラリ/ファイル名を指定してください)
指定したプログラムのソースが、xxxLIBのQCLSRCに復元されます。

   
3. 復元したソースを編集してください。次の2行を追加してください。TCP/IPを開始した後に追加することにご注意ください。
  QSYS/STRSBS SBSD(CO4XX/CO4XXTCP) 

MONMSG MSGID(CPF0000)
   
4. 1.で書き留めておいたプログラムのバックアップを、CRTDUPOBJ等でとっておいてください。
   
5. さきほどのソースをコンパイルしてください。1.で書き留めたライブラリーの中に、同じ名前で置き換えてください。
  CRTCLPGM PGM(QSYS/QSTRUP) SRCFILE(xxxLIB/QCLSRC)   
       REPLACE(*YES)

以上です。

IBM i(AS/400) V5R1以降でのIPLオプション【TCP/IPの開始】について

IBM i(AS/400) V5R1以降で、IPLオプションに【TCP/IPの開始】が追加され、通常「*YES」に設定されています。そのため、以前のバージョンで行っていたようにQSTRUP等、システム値QSTRUPPGMに指定されている始動プログラム内でIPL時にTCP/IPを起動しようとすると、TCP/IPを二重起動することになりエラーが発生します。

このようなエラーが発生している状況でDelphi/400のサブシステム「CO4XXTCP」を起動しようとするとエラーが出てうまく立ち上がらない場合があります。その際は、IPLオプション【TCP/IPの開始】を「*NO」に設定し、従来通りの始動プログラム内でTCP/IPを起動するようにしてください。

また、上記エラーが発生したためにIPL完了後にサブシステムCO4XXTCPもしくは直下のCO4XXSVRが正しく起動できていない場合は、一度サブシステムを即時終了(ENDSBS CO4XXTCP *IMMED)し、再起動(STRSBS CO4XX/CO4XXTCP)すると問題なく起動されます。

● IPLオプションの変更方法 ●
1. コマンド「CHGIPLA」を入力し、F4キーでプロンプト表示。
(このプロンプト画面で、【TCP/IPの開始】の設定の確認可能)
2. パラメータ【TCP/IPの開始】に「*NO」を入力してENTERキー
 以上です。
TSpool400の日本語環境でのサポートについて

メンテナンスプログラムにご加入のお客様対象に提供しておりますDelphi/400 Version6.0.20 一部改定版およびVersion5.1.33一部改訂版より、日本語環境でTSpool400が正式にサポートされるようになりました。使用方法の詳細はTipsのコーナーに追加してありますので、こちらをご参照ください。

 

TSpool400日本語環境対応状況
Version7以降 製品版より
Version6 一部改訂版V6.0.20より
Version5 一部改訂版V5.1.33より

 

TSpool400の「書式 | 書式のデフォルト値を検索」について

sfdファイル設定ウィンドウでの「書式 | 書式のデフォルト値を検索」オプションは、項目のセパレータとして「!」、「|」、「+」などのような文字を使用している場合に動作します。

尚、TSpool400の日本語環境対応状況についてはこちらをご参照ください。

TSpool400での、全角文字の桁ずれについて

sfdファイル設定ウィンドウで、等幅フォントを選択しているにもかかわらず、画面上で桁ずれが起こっているように見えることがあります。
これはWindowsXPよりも前のバージョンのWindowsでの仕様です。その場合は、3の倍数のサイズのフォントをご使用ください。(例:9、12、15など)

WindowsXPでの全角固定ピッチフォントの仕様変更についてはこちらをご参照ください。

尚、TSpool400の日本語環境対応状況についてはこちらをご参照ください。

過去のバージョンで作成されたアプリケーションをDelphi/400 Version7にコンバージョンする場合
Version : 5, 6

過去のバージョンで作成されたプログラムを Delphi/400 V7 でご使用になられる場合、再コンパイルが必要です。必ず再コンパイルし動作を確認してご使用ください。
(再コンパイルには【プロジェクトメニュー】の【すべてのプロジェクトを再構築】が便利です。)
また、Delphi部分において、いくつかの機能で下位互換性が失われています。詳細については、下記の資料をご参照ください。

1. Delphi 7のヘルプのDelphi7へのアップグレード
(【スタートメニュー】-【プログラム】-【Borland Delphi 7】-【ヘルプ】の【Delphiの新しい機能】にあります。)
2. Delphi 7のReadme.txtの既知の問題点
(Delphiをインストールしたフォルダにあります。デフォルトは次の通りです。
C:¥Program Files¥Borland¥Delphi7)

また、Version5で作成されたプログラムをDelphi/400 V7でご使用になられる場合は、再コンパイル時に修正が必要な場合があります。
こちらをご参照ください。

※上記はあくまで既知の注意事項ですが、株式会社ミガロ.がDelphi製品のバージョン間でのプログラムのコンパイル、および動作保障をするものではございません。

IBM i(AS/400)V5R2をサポートしていますか?

Delphi/400では、以下のバージョン以降でOS/400 V5R2をサポートしています。
製品版以外のものは、メンテナンスプログラム加入社様に一部改訂版としてリリースしております。

V5R2対応状況
Version7以降 製品版より
Version6 V6.0.15以降(リリース済み)
Version5 V5.1.21以降(リリース済み)

 

IBM i(AS/400)V5R3をサポートしていますか?

Delphi/400では、以下のバージョン以降でOS/400 V5R3をサポートしています。
メンテナンスプログラム加入社様に、一部改訂版としてリリースしております。

V5R3対応状況
Version2005以降 製品版より
Version7 V7.0.18以降(リリース済み)
Version6 V6.0.31以降(リリース済み)
Version5 V5.1.39以降(リリース済み)

前提条件として、以下のPTFをご適用ください。
(PTFの入手方法に関しては、IBM i(AS/400)のサポート会社にご連絡ください。)
- 累積パッケージ : C4153530
- SF99529 - Hipper - level 4
- SF99503 - DB2 - level 1
- Additional PTF : SI14206 - Apar fixed SE15839 - fixing error CPF3C3C concerning the signon security checking, api QSYGETPH

アプリケーション実行時「MIDAS.DLLが読み込めません」のエラー

DataAccessページのClientDataSetやdbExpressページのSimpleDataSetといったDataSnap(旧MIDAS)関連のコンポーネントを利用したアプリケーションを、運用環境でご利用いただく場合、アプリケーション実行時に「MIDAS.DLLが読み込めません」というエラーが起こることがあります。
その場合は、midas.dllをアプリケーションと同時に配布する必要があります。

Delphi7以降であればmidas.dllの配布の代わりにアプリケーションにmidaslib というユニットを含める方法も可能です。アプリケーションにmidaslib ユニットを含めるには該当するソースファイルのuses節にmidaslibを追加して下さい。

詳細はDelphiヘルプファイルのTClientDataSetをご参照ください。

※Delphiのバージョンによっては別途ライセンスが必要となります。
 詳細はボーランド株式会社までお問合せ下さい。
 参考リンク:http://www.borland.co.jp/

OS/400 V5R3で、SQL文にHostCodeでx'7D'を含む文字(「角」「巾」等)が含まれる場合にエラー

OS/400 V5R3で、SQL文にHostCodeでx'7D'を含む文字(「角」「巾」等)が含まれていて、Delphi/400アプリケーションジョブのCCSIDが「65535」の場合、エラーが起こることがあります。

この障害に関してはIBMよりPTFが提供されています。IBMより下記PTFを入手して適用してください。

  PTF/FIX #: SI16832
  Licensed program: 5722SS1
  System: IBM i(AS/400)
  Release: V5R3M0
  APAR FIXED: SE19133

即時にPTFを適用できない場合の一時的な回避策としては、Delphi/400ジョブのCCSIDを「5026」「5035」等に明示的に変更してください。Delphi/400アプリケーション内でCCSIDを変更する場合は、AS400コンポーネントのRemoteCmdを利用してCHGJOB CCSID(5026)やCHGJOB CCSID(5035)を実行する方法が簡単です。RemoteCmdの使用方法についてはこちらのTipsをご参照ください。

JP-3での接続時、IBM i(AS/400)に小文字のコマンドを送信するとエラーになる

JP-3はJP-1の半角文字のコードページをCP290拡張版とすることで、英小文字を利用できるようにしたものです。このコード体系は5250エミュレータでホストコードページに「930 日本語英数カナ拡張」を利用した場合と同様に英小文字によるコマンド入力やSQLコマンドは全てエラーとなりますので充分ご注意下さい。

このコードページの特徴はJP-1とカナの互換性を保ったまま英小文字を扱えるようにした点ですが、実際には英小文字は記号のような扱いになっているため、コマンド等には利用できません。

コマンドやSQLコマンドは、全て大文字で入力してください。

過去のバージョンからDelphi/400 Version2005にバージョンアップする場合の注意点
Version : 5, 6, 7

詳細については、バージョンアップ製品同梱の「バージョンアップされるお客様へ」をご参照ください。

以下に、簡単な注意点を記載します。

1. パーティションについて (対象:開発版および運用版)
  Delphi/400 Version2005より、IBM i(AS/400)のパーティション毎にライセンスが必要となります。現在、複数パーティションでご利用の場合は、Version2005よりパーティション毎にライセンスのご購入が必要となりますので、ご注意下さい。ライセンスキー発行のためには、IBM i(AS/400)のモデル、シリアル、機械グループおよびパーティション番号が必要となります。(※機械グループは運用版のみ必要です)

パーティション番号について
Delphi/400 Version2005インストール後は、CALL CO409/ABOUTで表示される画面に表示されます。インストール前の場合は、こちらのモジュール(64KB)をダウンロードの上、解凍してご利用いただけます。モジュールに含まれております[CheckLparの使用方法.txt]をご参照下さい。
 
2. メンテナンスプログラムについて (対象:開発版および運用版)
  Delphi/400のバージョンアップをお申込みいただきますと、今後のメンテナンス契約サポートはVersion2005としての扱いになります。旧バージョンの一部改訂版のご案内はメール送信されませんのでご注意ください。また、IBM i(AS/400)移行時のライセンスキー発行についても、Version2005での対応となります。
 
3. レポートツールについて (対象:開発版)
 

Delphi2005からは、製品に[クイックレポート]がバンドルされておりません。

その為、過去バージョンで[クイックレポート]を使用したアプリケーションを開発されていた場合は、[クイックレポート]をご利用になっているアプリケーションが使用できなくなります。

[クイックレポート]の製品版をご購入頂ければ、アプリケーションの開発が可能です。
 

4. 過去のバージョンで作成されたプログラムについて (対象:開発版および運用版)
 

過去のバージョンで作成されたプログラムを Delphi/400 Version2005 でご使用になられる場合、再コンパイルが必要です。必ず再コンパイルし動作を確認してご使用ください。

Delphi5以前のバージョンからのバージョンアップについて
ユニット名が変更になっているものがあります。バージョンアップ製品同梱の「バージョンアップされるお客様へ」をご参照の上、ソースを変更してください。こちらでも同じ内容をご参照いただけます。
 

5. 複数バージョンの共存について (対象:開発版および運用版)
  (1) IBM i(AS/400)
IBM i(AS/400)側には複数のバージョンを共存させて使用いただけます。

ただし、 Version2005とVersion2006のVersion間のみAS上で同じライブラリCO409を使用するため、共存することができません。
Version2005からVersion2006へ移行する場合の詳細はこちらを参照ください。

(2) クライアント(PC)
PC側では1台のPCで複数のバージョンを共存させてご使用いただくことができません。 バージョンアップの際には、過去のバージョンをアンインストールしてご使用ください。
複数のバージョンをお使いになる際には、それぞれバージョン毎にPCをご用意ください。
 
(以下 2006/02/27追記)
6. IntraWebについて (対象:開発版)
  Delphi7で開発したIntraWebのプログラムをDelphi2005で開くと、「ファイル 'IWInitStandAlone.dcu' が見つかりません 」というエラーでコンパイルできません。

Delphi7からDelphi2005のIntraWebは、バージョンが5.0.43から7.2.14に変わり、大幅に変更や新規機能が加えられています。構成やロジックがかなり違うため、移行作業も大変多くなりますので、Delphi 2005で新たにプロジェクトを作成し、そのIntraWebフォームへロジックを移植するようにして下さい。
 

※上記はあくまで既知の注意事項ですが、株式会社ミガロ.がDelphi製品のバージョン間でのプログラムのコンパイル、および動作保障をするものではございません。

Delphi2005アンインストール時の注意
Version : 2005

Delphi2005をアンインストールすると、一部プロダクト(Rave Reportsなど)に関してはアンインストールされません。Windowsのコントロールパネルから「プログラムの追加と削除」(XP)または「アプリケーションの追加と削除」(2000)からアンインストールする必要があります。

また、一部プロダクト(Rave Reportsなど)がアンインストールされないまま再度Delphi2005をインストールすると、それらのプロダクトが[ツール]メニューに登録されません。Windowsコントロールパネルの「プログラムの追加と削除」(XP)または「アプリケーションの追加と削除」(2000)に表示されるプロダクトで「変更」を選択し、「Repair(修復)」を行うと、Delphi2005に再登録されます。

CPF1136でCO4XXSVRが起動しない

システム値QSYSLIBLにQGPLを指定している場合、CPF1136のエラーでCO4XXSVRが起動しないことがあります。CO4XXTCP直下のCO4XXSVRが起動できないため、Delphi/400が使用できません。

【回避策】
CO4XX/CO4XXTCP(JOBD)の、INLLIBLからQGPLを削除してください。
一部改訂版やDelphi/400のバージョンアップ等で、AS/400ミドルウェアを置き換える場合、その都度この変更を行うことを忘れないでください。
Jタイプフィールドに更新系のSQLを使って空文字を更新する場合の注意点

JタイプフィールドにINSERTやUPDATEなどの更新系SQLに、パラメータを使って空文字('')を更新しようとすると『文字変換を実行することができない』というエラーが発生することがあります。
これはNULL更新を防ぐための措置で、Delphi/400の仕様になります。

【対応策】
空文字で更新する場合は、下記どちらかの対応をしてください。
1. 全角空白(ブランク)を代入する
2. SQL側でパラメータに対してTRIMを適用する

TRIM適用の際、以下のようにパラメータを一度CASTしてからTRIMを実行してください。エラーが発生する場合があります。

INSERT INTO TESTPF VALUES(:pCODE, TRIM(CAST(:pJTYPE AS CHAR(20))))

尚、データセットを経由した更新やSQL文内に直接値を記述する場合は、空文字('')更新の際にも問題はありません。

IBM i(AS/400)V5R4をサポートしていますか?

Delphi/400では、以下のバージョン以降でOS/400 V5R4をサポートしています。
メンテナンスプログラム加入社様に、一部改訂版としてリリースしております。

V5R4対応状況
Version2006以降 製品版より
Version2005 V9.0.14以降(リリース済み)
Version7 V7.0.30以降(リリース済み)
Version6 V6.0.43以降(リリース済み)
Version5 V5.1.51以降(リリース済み)

過去のバージョンからDelphi/400 Version2006にバージョンアップする場合の注意点
Version : 5, 6, 7, 2005, 2006

詳細については、バージョンアップ製品同梱の「バージョンアップされるお客様へ」をご参照ください。

以下に、簡単な注意点を記載します。

1. パーティションについて (対象:開発版および運用版)
  Delphi/400 Version2005より、IBM i (AS/400)のパーティション毎にライセンスが必要となります。現在、複数パーティションでご利用の場合は、Version2005よりパーティション毎にライセンスのご購入が必要となりますので、ご注意下さい。ライセンスキー発行のためには、IBM i (AS/400)のモデル、シリアル、機械グループおよびパーティション番号が必要となります。(※機械グループは運用版のみ必要です)

パーティション番号について
Delphi/400 Version2006インストール後は、CALL CO409/ABOUTで表示される画面に表示されます。インストール前の場合は、こちらのモジュール(64KB)をダウンロードの上、解凍してご利用いただけます。モジュールに含まれております[CheckLparの使用方法.txt]をご参照下さい。
 
2. メンテナンスプログラムについて (対象:開発版および運用版)
  Delphi/400のバージョンアップをお申込みいただきますと、今後のメンテナンス契約サポートはVersion2006としての扱いになります。旧バージョンの一部改訂版のご案内はメール送信されませんのでご注意ください。またIBM i (AS/400)移行時のライセンスキー発行についても、Version2006での対応となります。
 
3. レポートツールについて (対象:開発版)

Borland Developer Studio登録ユーザーの方は、Borland Developer Studio(Delphi Win32、Delphi .NET)にも対応したQuickReport 4の機能限定版、QuickReport Standard(英語版)を無償でダウンロードして頂くことが可能になりました。
これにより、過去の開発資産としてQuickReportアプリケーションをお持ちの場合、QBS Software社のQuickReport 4 Professionalを利用して既存の開発資産を活用することができます。
英語版での提供となりますが、TQRPDFDocumentFilter、ExcelやWord用コンポーネント等の一部を除き、日本語を含むマルチバイト文字に対応しています。

無償版のダウンロードは Borland Developer Studioの開発元であるCodeGearのサイトから行ってください。
なお本体をインストール後にパッケージを追加する必要がございます。

4. 過去のバージョンで作成されたプログラムについて (対象:開発版および運用版)
 

過去のバージョンで作成されたプログラムを Delphi/400 Version2006 でご使用になられる場合、再コンパイルが必要です。必ず再コンパイルし動作を確認してご使用ください。

Delphi5以前のバージョンからのバージョンアップについて
ユニット名が変更になっているものがあります。バージョンアップ製品同梱の「バージョンアップされるお客様へ」をご参照の上、ソースを変更してください。こちらでも同じ内容をご参照いただけます。
 

5. 複数バージョンの共存について (対象:開発版および運用版)
 

(1) IBM i (AS/400)
IBM i (AS/400)側には複数のバージョンを共存させて使用いただけます。

ただし、Version2005からVersion2006のVersion間のみIBM i上で同じライブラリCO409を使用するため、共存することができません。
以下の手順でバージョンアップを行って下さい。

Delphi/400 Version2005からのバージョンアップ手順
Delphi/400 V2005とV2006はIBM i(AS/400)上で同一のライブラリ(CO409)を使用するため共存することができませんので、以下の手順に従って、サーバモジュールのバージョンアップ作業を行ってください。
1.

IBM i(AS/400)上のDelphi/400 Version2005サービスを停止します。※既に停止している場合は不要です。

  ENDSBS CO409TCP *IMMED

 
2. Delphi/400 V2005をバージョンアップを行うIBM i(AS/400)よりアンインストールします。

  CALL CO409/CO400UNS

※このコマンド実行後、このIBM i (AS/400)上でDelphi/400 V2005は使用できなくなりますのでご注意ください。
 

ミドルウェアがインストールされているIBM i(AS/400)で、このプログラムを実行します。
このプログラムは次の処理を行います。

・現在のインストールを無効にします。
・移行のライセンス番号を生成します。この番号は、Delphi/400 V2006用の新しいキーを取得するために使用します。
 
3. CO409を削除またはライブラリ名の変更を行い、CO409というライブラリをIBM i(AS/400)上には存在しない状態にします。
 
4. 製品CDより、インストールを行います。

・インストール機能の選択画面で「AS/400ミドルウェアサーバコンポーネント」をチェックします。
・TCP/IPの接続環境設定画面でIBM i (AS/400)のユーザー(QSECOFR権限をもつ)、パスワードとIBM i (AS/400)のTCP/IPアドレスを入力してください。

※ 18003のポートを他の目的で使用されている場合のみ、ポートの指定が必要になります。

通常、この範囲のポートは他の目的で使用されていません。この設定の終了後、ファイルのコピーが始まります。
 
5. Delphi/400 V2006(CO409)のライセンスキーを入力します。

  CALL CO409/CO400INS

V2006用に入手されたライセンスキーを入力してください。
このキーは、ライセンス証書に記載されております。
TCP/IP接続をご使用の場合で手順1を実行しない場合、ライセンスキー入力後エラーメッセージ等は出ませんが、 ライセンス情報は保存されませんのでご注意ください。
 
6. Delphi/400 V2006(CO409)用の登録したライセンスキー情報を確認します。

  CALL CO409/ABOUT

こちらの画面で、正しいライセンスキーが入力されたことをご確認いただけます。
 
7. IBM i(AS/400)上のDelphi/400 Version2006のサービスを開始します。
※既に開始している場合は不要です。

  STRSBS CO409/CO409TCP
(2) クライアント(PC)
PC側では1台のPCで複数のバージョンを共存させてご使用いただくことができません。 バージョンアップの際には、過去のバージョンをアンインストールしてご使用ください。
複数のバージョンをお使いになる際には、それぞれバージョン毎にPCをご用意ください。
6. IntraWebについて (対象:開発版)
  Delphi7で開発したIntraWebのプログラムをDelphi2006で開くと、「ファイル 'IWInitStandAlone.dcu' が見つかりません 」というエラーでコンパイルできません。

Delphi7からDelphi2006のIntraWebは、バージョンが5.0.43から8.0.1に変わり、大幅に変更や新規機能が加えられています。構成やロジックがかなり違うため、移行作業も大変多くなりますので、Delphi 2006で新たにプロジェクトを作成し、そのIntraWebフォームへロジックを移植するようにして下さい。
7. TSQLConnectionコンポーネントについて(対象:開発版)
  Delphi/400 V2006以前のバージョンで開発したSQLConnectionを使用したプログラムをDelphi/400 V2006で実行すると、 SQLConnection接続時にエラーとなります。

Delphi/400 V2006では、CO400ドライバで使用するdllがdbco400.dllからdbco430.dllにバージョンアップしております。 SQLConnectionのlibraryNameおよびVendorLibのプロパティ設定値にdbco430.dllするようにして下さい。

※上記はあくまで既知の注意事項ですが、株式会社ミガロ.がDelphi製品のバージョン間でのプログラムのコンパイル、および動作保障をするものではございません。

IBM i (AS/400)のパーティション番号の取得方法
Version : 2005, 2006, 2007

Delphi/400 Version2005より、IBM i (AS/400)のパーティション毎にライセンスが必要となります。現在、複数パーティションでご利用の場合は、Version2005よりパーティション毎にライセンスのご購入が必要となりますので、ご注意下さい。ライセンスキー発行のためには、IBM i (AS/400)のモデル、シリアル、機械グループおよびパーティション番号が必要となります。(※機械グループは運用版のみ必要です)

※ パーティション番号について
Delphi/400(Version2005以降)をインストール後は、CALL CO4XX/ABOUTで表示される画面に表示されます。インストール前の場合は、こちらのモジュール(64KB)をダウンロードの上、解凍してご利用いただけます。モジュールに含まれております[CheckLparの使用方法.txt]をご参照下さい。

Windows Vistaの対応について
1.Delphi/400について
  Delphi/400が、Windows OS上での動作については、Borland社のDelphiに依存致します。
そのため、Delphi/400 V2006までのバージョンではWindows Vistaに正式な対応はしておりません。

2.Delphi/400のWindowsVistaへの対応
  DelphiV2007では、Windows Vistaに正式対応しておりますので、それに伴うDelphi/400 V2007では対応となっております。
TTableコンポーネントを複数使用する際の注意点

複数のTTABLEコンポーネントの使用時に、以下の条件を満たすファイルを連続でOpenするとエラーが起こることがあります。

・Systemi(AS)上のファイルの作成日時が年月日時分秒全て同じである。
・両ファイルに同じメンバが存在する。

【対応方法】
ファイルの再作成を行い、作成日時をずらすことでエラー発生を回避することができます。

Version2006のBDEマージモジュール追加方法
Version : 2006

Delphi2006では、InstallShieldにデフォルトでBDEのマージモジュールは含まれていません。このため必要な場合は、CodeGearのサイトよりマージモジュールをダウンロードし、以下の手順でマージモジュールを追加する必要があります。

CodeGear 登録ユーザー向けダウンロードページはコチラへ


マージモジュールの追加手順
1. ダウンロードしたマージモジュール BDE_PRO.Msm を適当なフォルダにコピーします。
(C:\Program Files\Common Files\Merge Modulesなど)
2. InstallShieldを起動し、InstallShieldのメニューから[ツール|オプション]を選択し、 オプションダイアログを表示させます。
3. 表示されたオプションダイアログの「マージモジュールのオプション」タグを選択し、 BDE_PRO.msmがあるディレクトリパスを「マージモジュールの場所」に追加します。

以上の手順により、「再配布可能ファイル」のステップで BDE_PROのマージモジュールが選択可能となります。 なお、BDEが含まれたアプリケーションの配布イメージを作成する際に「圧縮」は選択しないでください。
過去のバージョンからDelphi/400 Version2007にバージョンアップする場合の注意点
Version : 5, 6, 7, 2005, 2006, 2007

詳細については、バージョンアップ製品同梱の「バージョンアップされるお客様へ」をご参照ください。

以下に、簡単な注意点を記載します。

1. パーティションについて (対象:開発版および運用版)
  Delphi/400 Version2005より、IBM i (AS/400)のパーティション毎にライセンスが必要となります。現在、複数パーティションでご利用の場合は、Version2005よりパーティション毎にライセンスのご購入が必要となりますので、ご注意下さい。ライセンスキー発行のためには、IBM i (AS/400)のモデル、シリアル、機械グループおよびパーティション番号が必要となります。(※機械グループは運用版のみ必要です)

パーティション番号について
Delphi/400 Version2007インストール後は、CALL CO411/ABOUTで表示される画面に表示されます。インストール前の場合は、こちらのモジュール(64KB)をダウンロードの上、解凍してご利用いただけます。モジュールに含まれております[CheckLparの使用方法.txt]をご参照下さい。
 
2. メンテナンスプログラムについて (対象:開発版および運用版)
  Delphi/400のバージョンアップをお申込みいただきますと、今後のメンテナンス契約サポートはVersion2007としての扱いになります。旧バージョンの一部改訂版のご案内はメール送信されませんのでご注意ください。また、IBM i (AS/400)移行時のライセンスキー発行についても、Version2007での対応となります。
 
3. レポートツールについて (対象:開発版)

CodeGear RAD Studio2007登録ユーザーの方は、QuickReport 4の機能限定版、QuickReport Standard(英語版)を無償でダウンロードして頂くことができます。
これにより、過去の開発資産としてQuickReportアプリケーションをお持ちの場合、QBS Software社のQuickReport 4 Professionalを利用して既存の開発資産を活用することができます。
英語版での提供となりますが、TQRPDFDocumentFilter、ExcelやWord用コンポーネント等の一部を除き、日本語を含むマルチバイト文字に対応しています。

無償版のダウンロードは CodeGearのサイトから行ってください。
なお本体をインストール後にパッケージを追加する必要がございます。

4. 過去のバージョンで作成されたプログラムについて (対象:開発版および運用版)
 

過去のバージョンで作成されたプログラムを Delphi/400 Version2007 でご使用になられる場合、再コンパイルが必要です。必ず再コンパイルし動作を確認してご使用ください。

Delphi5以前のバージョンからのバージョンアップについて
ユニット名が変更になっているものがあります。バージョンアップ製品同梱の「バージョンアップされるお客様へ」をご参照の上、ソースを変更してください。こちらでも同じ内容をご参照いただけます。
 

5. 複数バージョンの共存について (対象:開発版および運用版)
 

(1) IBM i (AS/400)
IBM i (AS/400)側には複数のバージョンを共存させて使用いただけます。

(2) クライアント(PC)
PC側では1台のPCで複数のバージョンを共存させてご使用いただくことができません。 バージョンアップの際には、過去のバージョンをアンインストールしてご使用ください。
複数のバージョンをお使いになる際には、それぞれバージョン毎にPCをご用意ください。
6. IntraWebについて (対象:開発版)
  Delphi7で開発したIntraWebのプログラムをDelphi2007で開くと、「ファイル 'IWInitStandAlone.dcu' が見つかりません 」というエラーでコンパイルできません。

Delphi7からDelphi2007のIntraWebは、バージョンが5.0.43から9.0に変わり、大幅に変更や新規機能が加えられています。構成やロジックがかなり違うため、移行作業も大変多くなりますので、Delphi 2007で新たにプロジェクトを作成し、そのIntraWebフォームへロジックを移植するようにして下さい。

なお最新モジュールは開発元サイトよりダウンロードできますので、適用するようにして下さい。
詳しくはこちら
7. TSQLConnectionコンポーネントについて(対象:開発版)
  Delphi/400 V2006以前のバージョンで開発したSQLConnectionを使用したプログラムをDelphi/400 V2007で実行すると、 SQLConnection接続時にエラーとなります。

Delphi/400 V2007では、CO400ドライバで使用するdllがdbco400.dllからdbco430.dllにバージョンアップしております。 SQLConnectionのlibraryNameおよびVendorLibのプロパティ設定値にdbco430.dllするようにして下さい。

※上記はあくまで既知の注意事項ですが、株式会社ミガロ.がDelphi製品のバージョン間でのプログラムのコンパイル、および動作保障をするものではございません。

IntraWebのパッチ適用方法

DelphiにバンドルされているIntraWebについてパッチを適用するには、開発元サイト(Atozed Software)よりモジュールをダウンロードしてインストールを行います。

バージョンアップ手順
1. 開発元サイトよりフリーのライセンスキーを入手します。ライセンスキーがなければ、評価版として動作します。
2. 開発元サイトよりモジュールをダウンロードし、適当なフォルダにコピーします。
3. モジュールを実行し、インストールを行います。ライセンスキーの入力箇所で、入手したライセンスキーを登録します。

パッチ適用後にエラーが発生した場合の対応

IntraWebのパッチを適用した後、Delphi起動時に次のエラーが発生した場合の対応方法を示します。

「プロシージャ エントリ ポイント@Inglobal@BytesToString$qqrx25System@%DynamicArray$tuc%x20Ingrobal@TidEncoding がダイナミック リンク ライブラリIntraweb_90_100.bpl から見つかりませんでした。」
「プロシージャ エントリ ポイント@Inglobal@BytesToString$qqrx25System@%DynamicArray$tuc%x20Ingrobal@TidEncoding がダイナミック リンク ライブラリIntraweb_90_100.bpl から見つかりませんでした。」

「パッケージ C:\program files\codegear\radstudio\5.0\bin\dclIntraweb_90_100.bpl を読み込めません。指定されたプロシージャが見つかりません。」 「パッケージ C:¥program files¥codegear¥radstudio¥5.0¥bin¥dclIntraweb_90_100.bpl を読み込めません。指定されたプロシージャが見つかりません。」
1. Delphiを終了します。
2. コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」よりIntraWebを削除します。
3.

端末より以下のファイルを検索して、削除します(すべてのバージョンが対象)。

・*intraweb*.bpl
・*intraweb*.dcp

4. IntraWebを再インストールします。
ConfigrationでAS/400NAMEを指定する際の注意点
Version : 7, 2005, 2006, 2007

下記のバージョンではConfigrationでドメインの利用が可能になりました。

Version2007以降 製品版より
Version2006 V9.0.18以降(リリース済み)
Version2005 V9.0.18以降(リリース済み)
Version7 V7.0.34以降(リリース済み)

AS/400がドメインに参加していれば、Configration上でAS/400NAMEをドメイン名で指定しておくと、AS/400のIPが変更されてもドメイン上に登録されているIPで接続できます。
そのため、AS/400のIPが変更されても運用のクライアントの接続設定を変更する必要がなくなりました。

しかしAS/400がドメインに参加していない場合、ドメインチェック分初期接続が遅くなる可能性が考えられます。
その場合hostsに接続先を記述しておくことで対処できます。

hostsファイルはXPであれば以下のフォルダにあります。
 C:\WINDOWS\system32\drivers\etc\hosts

 C:¥WINDOWS¥system32¥drivers¥etc¥hosts

Configration上でAS/400NAMEが'ASMIGARO'、IPアドレスが999.999.999.999であれば、hostsファイルに以下の記述を追記して下さい。

999.999.999.999 ASMIGARO

Delphi/400 Version2007以降のBDEマージモジュールの追加方法
Version : 2007,2009,2010

Delphi2007以降では、BDEのマージモジュールは含まれていません。このためInstallAwareで利用する場合は、Delphi開発元のサイトよりマージモジュールをダウンロードして下さい。
ダウンロードする際にはDelphiの使用許諾を取得したユーザー名 (もしくはemailアドレス)とパスワードが必要です。

登録ユーザー向けダウンロードページはコチラへ
  − BDE Merge Module for RAD Studio 2007-2010 − 

ダウンロードしたマージモジュール BDE_PRO.Msm を適当なフォルダにコピーします。(C:\Program Files\Common Files\Merge Modulesなど)

InstallAwareの[配置−マージモジュール]のステップで 上記フォルダにコピーしたBDE_PRO.Msmを指定します。

Delphi/400 Version2007 インストール時のエラーについて
Version : 2007

インストール時にファイルコピーの途中で
"grep reg_title path=\C:\Program Files\CodeGear\RAD Studio\5.0\\help\doc\"
"grep reg_title path=¥C:¥Program Files¥CodeGear¥RAD Studio¥5.0¥¥help¥doc¥"
のエラーが発生することがあります。
これは Rad Studio 2007 のヘルプファイルに関連しているようですので、対応方法としましては、以下のページにあるアップデートを適用して下さい。

CodeGear 登録ユーザー向けダウンロードページはコチラへ

その後にDelphi/400をインストールし直して下さい。

IBM i(AS/400)V6R1をサポートしていますか?

Delphi/400では、以下のバージョン以降でOS/400 V6R1をサポートしています。
メンテナンスプログラム加入社様に、一部改訂版としてリリースしております。

V6R1対応状況
Version2007以降 製品版より
Version2006 V9.0.18以降(リリース済み)
Version2005 V9.0.18以降(リリース済み)
Version7 V7.0.34以降(リリース済み)
Version6 V6.0.43以降(リリース済み)
Version5 V5.1.51以降(リリース済み)

Delphi/400 V2007 以降のdbExpressでのトランザクション制御

Delphi2007以降ではdbxadapter30.dllを経由してDBExpressが動作しておりますが、それに対応するようにドライバの別のパラメータを利用して、トランザクションの指定ができるように制御を変えています。
プログラム内のTSQLConnectionのパラメータの[BLOBSIZE] には以下のいずれかの数値を設定して下さい。
(Delphi/400 V2007 では V11.0.9以降のバージョンを適用して下さい。)

トランザクションレベル [BLOBSIZE]パラメータ
*CHG -2
*CS -3
*ALL -4
*NONE -1および上記以外の値

StartTransactionの場合、TTransactionDescのIsolationLevelより [BLOBSIZE]が優先されますが、同じレベルを設定しておくことを推奨します。
過去のバージョンからDelphi/400 Version2009にバージョンアップする場合の注意点
Version : 5, 6, 7, 2005, 2006, 2007

詳細については、バージョンアップ製品同梱の「バージョンアップされるお客様へ」をご参照ください。

以下に、簡単な注意点を記載します。

1. パーティションについて (対象:開発版および運用版)
 

Delphi/400 Version2005より、IBM i (AS/400)のパーティション毎にライセンスが必要となります。現在、複数パーティションでご利用の場合は、Version2005よりパーティション毎にライセンスのご購入が必要となりますので、ご注意下さい。ライセンスキー発行のためには、IBM i (AS/400)のモデル、シリアル、機械グループおよびパーティション番号が必要となります。(※機械グループは運用版のみ必要です)

パーティション番号について
Delphi/400 Version2009インストール後は、CALL CO412/ABOUTで表示される画面に表示されます。インストール前の場合は、こちらのモジュール(64KB)をダウンロードの上、解凍してご利用いただけます。モジュールに含まれております[CheckLparの使用方法.txt]をご参照下さい。

2. メンテナンスプログラムについて(対象:開発版および運用版)
  Delphi/400のバージョンアップをお申込みいただきますと、今後のメンテナンス契約サポートはVersion2009としての扱いになります。旧バージョンの一部改訂版のご案内はメール送信されませんのでご注意ください。また、IBM i (AS/400)移行時のライセンスキー発行についても、Version2009での対応となります。
 
3. VCL for the Webについて (対象:開発版)
  Delphi7で開発したVCL for the WebのプログラムをDelphi2005以降で開くと、「ファイル'IWInitStandAlone.dcu' が見つかりません 」というエラーでコンパイルできません。

Delphi7からDelphi2009のVCL for the Webは、バージョンが5.0.43から10.0.0に変わり、大幅に変更や新規機能が加えられています。構成やロジックがかなり違うため、移行作業も大変多くなりますので、Delphi 2009で新たにプロジェクトを作成し、そのVCL for the Webフォームへロジックを移植するようにして下さい。

なお最新モジュールは開発元サイトよりダウンロードできますので、適用するようにして下さい。

詳しくはこちら
4. 過去のバージョンで作成されたプログラムについて (対象:開発版および運用版)
 

過去のバージョンで作成されたプログラムを Delphi/400 Version2009 でご使用になられる場合、再コンパイルが必要です。必ず再コンパイルし動作を確認してご使用ください。
(再コンパイルには【プロジェクトメニュー】の【すべてのプロジェクトを再構築】が便利です。)
またDelphi2009ではVCL環境が全てUnicodeが標準になります(Delphi2007まではAnsi標準)
これまでのAnsiベースのプログラムをUnicodeベースのプログラムとしてコンパイルされますが、Ansi とUnicodeは文字コードとして扱いが大きく異なります。例えばUnicode には半角や全角といった概念がなく、Byteの持ち方(サイズ)も異なります。そのため、主に文字列操作やByte関連、API関連についてはコンパイルしたアプリケーションが動作で問題がないかを十分ご確認ください。
※Unicodeを使わずにAnsiのままバージョンアップを行う場合は、明示的にAnsiを指定する必要があります。
例) String -> AnsiString Char -> AnsiChar PChar -> PAnsiChar など。

Delphi開発元エンバカデロテクノロジーズHPでもこれらの情報などを公開しているのでご参考ください。
・暗黙の文字列変換
・Delphi Unicodeワールド パートI: Unicodeとは? なぜ必要なのか? そして、Delphiでどのような作業を行うのか?
・Delphi Unicodeワールド パートII: RTLの新機能と、Unicodeをサポートするクラス
・Delphi Unicodeワールド パートIII: コードをUnicode対応にする

Delphi5以前のバージョンからバージョンアップする場合、ユニット名が変更になっているものがありますので、バージョンアップ製品同梱の「バージョンアップされるお客様へ」をご参照の上、ソースを変更してください。こちらでも同じ内容をご参照いただけます。

・CodeGearRadStudio2009ではこれまでのDelphi.NETが含まれません。Delphi.NETは Delphi Prismとして異なる製品となっており、Delphi/400をDelphi Prism上で使用することができませんのでご注意下さい。

5. 複数バージョンの共存について (対象:開発版および運用版)
 

(1) IBM i (AS/400)
IBM i (AS/400)側には複数のバージョンを共存させて使用いただけます。

(2) クライアント(PC)
PC側では1台のPCで複数のバージョンを共存させてご使用いただくことができません。 バージョンアップの際には、過去のバージョンをアンインストールしてご使用ください。
複数のバージョンをお使いになる際には、それぞれバージョン毎にPCをご用意ください。
6. AS/400接続情報(ALIASES.CFG)
  Delphi/400の過去のバージョンが既にPCにインストールされている場合には、Delphi/400 Version2009はDelphi/400の過去のバージョンにより作成されたALIASES.CFGを使用します。
(ALIASES.CFGは AS/400 Configuration で使用するSystem i (AS/400)へのTCP/IPなどの環境設定情報ファイルです。)
また、使用中のALIASES.CFGのパス情報をWIN.INIの[CO400]セクションに保持しています。
例 HOSTSTABLE=c:\co405\ALIASES.CFG (Version 5をご使用中の場合)
例 HOSTSTABLE=c:¥co405¥ALIASES.CFG (Version 5をご使用中の場合)
この為、過去のバージョンがセットアップされていたフォルダを削除する際には注意が必要です。(WIN.INIはウィンドウズのシステムファイルです。)

以下の順序に従って操作を行ってください。(下記以外の部分を書換えないでください。)

セットアップしたフォルダにより若干異なります。デフォルトのフォルダ以外にセットアップされた方は適宜読み替えください。上記はデフォルトのオプションでインストールされた方が対象です。

(1) ALIASES.CFG をCO412フォルダに移動します。
(2) 【スタートメニュー】の【ファイル名を指定して実行】で"sysedit"と入力し、システム構成エディタを起動します。
(3) WIN.INIファイルから[CO400]セクションのHOSTSTABLEを検索し、以下のように編集します。
HOSTSTABLE=c:\CO412\ALIASES.CFG HOSTSTABLE=c:¥CO412¥ALIASES.CFG

7. ネイティブコンポーネントの互換性について
  【SCD400 Data】ページのネイティブコンポーネント(AS400コンポーネントは除く)は、Version5の頃から下位互換のために存在しているコンポーネントです。これらのコンポーネントは、今後使用が推奨されません。
これら使用が推奨されていないコンポーネントの代わりに今後は、【BDE】ページ、【dbExpress】ページ及び【Data Contorols】ページのコンポーネントをご使用ください。
これらのコンポーネントの使用方法については、ヘルプをご参照ください。

8. TSQLConnectionコンポーネントについて(対象:開発版)
 

Delphi/400 V2006以前のバージョンで開発したSQLConnectionを使用したプログラムをDelphi/400 V2009で実行すると、 SQLConnection接続時にエラーとなります。

Delphi/400 V2009では、CO400ドライバで使用するdllがdbco400.dllからdbco430.dllにバージョンアップしております。 SQLConnectionのlibraryNameおよびVendorLibのプロパティ設定値にdbco430.dllするようにして下さい。

9. QuickReportについて (対象:開発版)
V2009ではV2006・V2007のような無償ダウンロードがなくなりました。

※上記はあくまで既知の注意事項ですが、株式会社ミガロ.がDelphi製品のバージョン間でのプログラムのコンパイル、および動作保障をするものではございません。

過去のバージョンからDelphi/400 Version2010にバージョンアップする場合の注意点
Version : 5, 6, 7, 2005, 2006, 2007, 2009

詳細については、バージョンアップ製品同梱の「バージョンアップされるお客様へ」をご参照ください。

以下に、簡単な注意点を記載します。

1. パーティションについて (対象:開発版および運用版)
 

Delphi/400 Version2005より、IBM i (AS/400)のパーティション毎にライセンスが必要となります。現在、複数パーティションでご利用の場合は、Version2005よりパーティション毎にライセンスのご購入が必要となりますので、ご注意下さい。ライセンスキー発行のためには、IBM i (AS/400)のモデル、シリアル、機械グループおよびパーティション番号が必要となります。(※機械グループは運用版のみ必要です)

パーティション番号について
Delphi/400 Version2010インストール後は、CALL CO413/ABOUTで表示される画面に表示されます。インストール前の場合は、こちらのモジュール(64KB)をダウンロードの上、解凍してご利用いただけます。モジュールに含まれております[CheckLparの使用方法.txt]をご参照下さい。

2. メンテナンスプログラムについて (対象:開発版および運用版)
  Delphi/400のバージョンアップをお申込みいただきますと、今後のメンテナンス契約サポートはVersion2010としての扱いになります。
旧バージョンの一部改訂版のご案内はメール送信されませんのでご注意ください。
また、IBM i (AS/400)移行時のライセンスキー発行についても、Version2010での対応となります。
 
3. VCL for the Webについて (対象:開発版)
  Delphi7で開発したVCL for the WebのプログラムをDelphi2005以降で開くと、「ファイル 'IWInitStandAlone.dcu' が見つかりません 」というエラーでコンパイルできません。

Delphi7からDelphi2010のVCL for the Webは、バージョンが5.0.43から10.0.0に変わり、大幅に変更や新規機能が加えられています。構成やロジックがかなり違うため、移行作業も大変多くなりますので、Delphi 2010で新たにプロジェクトを作成し、そのVCL for the Webフォームへロジックを移植するようにして下さい。

なお最新モジュールは開発元サイトよりダウンロードできますので、適用するようにして下さい。

4. 過去のバージョンで作成されたプログラムについて (対象:開発版および運用版)
 

過去のバージョンで作成されたプログラムを Delphi/400 Version2010 でご使用になられる場合、再コンパイルが必要です。必ず再コンパイルし動作を確認してご使用ください。
(再コンパイルには【プロジェクトメニュー】の【すべてのプロジェクトを再構築】が便利です。)

またDelphi2010ではVCL環境が全てUnicodeが標準になります(Delphi2007まではAnsi標準)。
これまでのAnsiベースのプログラムをUnicodeベースのプログラムとしてコンパイルされますが、Ansi とUnicodeは文字コードとして扱いが大きく異なります。
例えばUnicode には半角や全角といった概念がなく、Byteの持ち方(サイズ)も異なります。そのため、主に文字列操作やByte関連、API関連についてはコンパイルしたアプリケーションが動作で問題がないかを十分ご確認ください。

※Unicodeを使わずにAnsiのままバージョンアップを行う場合は、明示的にAnsiを指定する必要があります。
例) String -> AnsiString Char -> AnsiChar PChar -> PAnsiChar など。

Delphi開発元エンバカデロテクノロジーズHPでもこれらの情報などを公開しているのでご参考ください。
・暗黙の文字列変換
・Delphi Unicodeワールド パートI: Unicodeとは? なぜ必要なのか? そして、Delphiでどのような作業を行うのか?
・Delphi Unicodeワールド パートII: RTLの新機能と、Unicodeをサポートするクラス
・Delphi Unicodeワールド パートIII: コードをUnicode対応にする

Delphi5以前のバージョンからバージョンアップする場合、ユニット名が変更になっているものがありますので、バージョンアップ製品同梱の「バージョンアップされるお客様へ」をご参照の上、ソースを変更してください。こちらでも同じ内容をご参照いただけます。

・Embarcadero Rad Studio2010ではこれまでのDelphi.NETが含まれません。Delphi.NETは Delphi Prismとして異なる製品となっており、Delphi/400をDelphi Prism上で使用することができませんのでご注意下さい。

5. 複数バージョンの共存について (対象:開発版および運用版)
 

(1) IBM i (AS/400)
IBM i (AS/400)側には複数のバージョンを共存させて使用いただけます。

(2) クライアント(PC)
PC側では1台のPCで複数のバージョンを共存させてご使用いただくことができません。 バージョンアップの際には、過去のバージョンをアンインストールしてご使用ください。
複数のバージョンをお使いになる際には、それぞれバージョン毎にPCをご用意ください。

6. AS/400接続情報(ALIASES.CFG)
  Delphi/400の過去のバージョンが既にPCにインストールされている場合には、Delphi/400 Version2010はDelphi/400の過去のバージョンにより作成されたALIASES.CFGを使用します。
(ALIASES.CFGは AS/400 Configuration で使用するSystem i (AS/400)へのTCP/IPなどの環境設定情報ファイルです。)

また、使用中のALIASES.CFGのパス情報をWIN.INIの[CO400]セクションに保持しています。

例 HOSTSTABLE=c:\co405\ALIASES.CFG (Version 5をご使用中の場合)
例 HOSTSTABLE=c:¥co405¥ALIASES.CFG (Version 5をご使用中の場合)

この為、過去のバージョンがセットアップされていたフォルダを削除する際には注意が必要です。(WIN.INIはウィンドウズのシステムファイルです。)

以下の順序に従って操作を行ってください。(下記以外の部分を書換えないでください。)

セットアップしたフォルダにより若干異なります。デフォルトのフォルダ以外にセットアップされた方は適宜読み替えください。上記はデフォルトのオプションでインストールされた方が対象です。

(1) ALIASES.CFG をCO413フォルダに移動します。
(2) 【スタートメニュー】の【ファイル名を指定して実行】で"sysedit"と入力し、システム構成エディタを起動します。
(3) WIN.INIファイルから[CO400]セクションのHOSTSTABLEを検索し、以下のように編集します。
HOSTSTABLE=c:\CO413\ALIASES.CFG HOSTSTABLE=c:¥CO413¥ALIASES.CFG

7. ネイティブコンポーネントの互換性について
  【SCD400 Data】ページのネイティブコンポーネント(AS400コンポーネントは除く)は、Version5の頃から下位互換のために存在しているコンポーネントです。これらのコンポーネントは、今後使用が推奨されません。
これら使用が推奨されていないコンポーネントの代わりに今後は、【BDE】ページ、【dbExpress】ページ及び【Data Contorols】ページのコンポーネントをご使用ください。
これらのコンポーネントの使用方法については、ヘルプをご参照ください。

8. TSQLConnectionコンポーネントについて(対象:開発版)
 

Delphi/400 V2006以前のバージョンで開発したSQLConnectionを使用したプログラムをDelphi/400 V2010で実行すると、SQLConnection接続時にエラーとなります。

Delphi/400 V2010では、CO400ドライバで使用するdllが変更になっています。
SQLConnectionのプロパティ設定値は、LibraryNameはdbco430.dll、VendorLibはco400loc.dllとなります。

9. SQLバインド変数について(対象:開発版)
 

Delphi/400 V2010でSQLのバインド変数を使用する場合、文字列型では次のような記述方法に変わりますので、旧バージョンのプログラムは変更するようにして下さい。

<~V2009>
<V2010>
ParamByName('XXX').AsString ParamByName(‘XXX’).AsString ParamByName('XXX').AsAnsiString ParamByName(‘XXX’).AsAnsiString

 

10. QuickReportについて (対象:開発版)
V2010ではV2006・V2007のような無償ダウンロードがなくなりました。

※上記はあくまで既知の注意事項ですが、株式会社ミガロ.がDelphi製品のバージョン間でのプログラムのコンパイル、および動作保障をするものではございません。

 

IBM i(AS/400)V7R1をサポートしていますか?

Delphi/400では、以下のバージョン以降でOS/400 V7R1をサポートしています。
メンテナンスプログラム加入社様に、一部改訂版としてリリースしております。

V7R1対応状況
Version11 Alexandria 製品版より
Version10.2 Tokyo 製品版より
Version10 Seattle 製品版より
VersionXE7 製品版より
VersionXE5 製品版より
VersionXE3 製品版より
VersionXE 製品版より
Version2010 製品版より
Version2009 V12.0.5 以降(リリース済み)
Version2007 V11.0.13以降(リリース済み)
Version2006 V9.0.41 以降(リリース済み)
Version2005 V9.0.18以降(リリース済み)
Version7 V7.0.34以降(リリース済み)
Version6 V6.0.71 以降(リリース済み)
Version5 V5.1.77 以降(リリース済み)
Delphiの使用許諾コードを取得するには

Delphiは使用許諾コードを取得していただかなければ、一定期間後に使用できなくなります。
具体的な取得方法についてはこちらをご参照下さい。

過去のバージョンからDelphi/400 VersionXEにバージョンアップする場合の注意点
Version : 5, 6, 7, 2005, 2006, 2007, 2009, 2010

詳細については、バージョンアップ製品同梱の「バージョンアップされるお客様へ」をご参照ください。

以下に、簡単な注意点を記載します。

1. パーティションについて (対象:開発版および運用版)
 

Delphi/400 Version2005より、IBMi(AS/400)のパーティション毎にライセンスが必要となります。現在、複数パーティションでご利用の場合は、Version2005よりパーティション毎にライセンスのご購入が必要となりますので、ご注意下さい。ライセンスキー発行のためには、IBMi(AS/400)のモデル、シリアル、機械グループおよびパーティション番号が必要となります。(※機械グループは運用版のみ必要です)

パーティション番号について
Delphi/400 VersionXEインストール後は、CALL CO414/ABOUTで表示される画面に表示されます。インストール前の場合は、こちらのモジュール(64KB)をダウンロードの上、解凍してご利用いただけます。モジュールに含まれております[CheckLparの使用方法.txt]をご参照下さい。

2. メンテナンスプログラムについて (対象:開発版および運用版)
  Delphi/400のバージョンアップをお申込みいただきますと、今後のメンテナンス契約サポートはVersionXEとしての扱いになります。
旧バージョンの一部改訂版のご案内はメール送信されませんのでご注意ください。
また、IBMi(AS/400)移行時のライセンスキー発行についても、VersionXEでの対応となります。
 
3. VCL for the Webについて (対象:開発版)
  DelphiXE付属のVCL for the Webのプログラムは製品標準付属のバージョンについては作成したISAPIモジュール(dll)をIIS上で実行することができません。
弊社よりライセンスを購入され、メンテナンスプログラムでバージョンアップされたDelphiXEについては、上位PTF用のライセンスキーを一回発行することができます。(新規購入時にはWeb開発オプションとしての購入が必要です。)
以下の手順でPTFを適用いただければ、IISで実行できるISAPIモジュール(dll)を作成することができます。
※弊社提供以外のDelphiではVCL for the WEBのライセンスキーは付属しません。

1.標準バージョンのアンインストール
Windowsのスタートメニューから、[Embarcadero RAD Studio XE | 変更、修復、アンインストール]を選び、「変更」を実施します。
「変更」の途中のメニューで VCL for the Web(ディスクドライブのアイコン)をクリックし「インストールしない」という設定を選択し、アンインストールを行います。
ハードディスクに以下のファイルが残っていないないか確認し、削除します。

*intraweb*.bpl,
*intraweb*.dcp ( Intraweb_110 etc.. for IntraWeb XI)
2.新インストーラ(PTF)のダウンロード
以下からインストーラをダウンロードします。
(バージョン番号をクリックするとダウンロードが開始します)
インストーラのダウンロードはコチラ

※2011/9/2時点では iw11.0.50.exe が最新のバージョンです。
3.インストールおよびライセンスキーの登録
ダウンロードしたexeを実行してインストールを行います。
インストールの最後にライセンスキーを入力する画面が表示されますので、弊社提供の +008 から始まるライセンスキー情報を設定ください。
※ライセンスキーを設定しないと評価版として動作します。

後からライセンスキーを設定する場合は、インストールしたフォルダの [\IntraWeb XI\LicenseRegistration.exe] [¥IntraWeb XI¥LicenseRegistration.exe] を起動すれば設定することができます。

Delphiを起動して、VCL for the Web(IntraWeb)で プログラム作成、コンパイルができることをご確認ください。


Delphi7で開発したVCL for the WebのプログラムをDelphi2005以降で開くと、「ファイル 'IWInitStandAlone.dcu' が見つかりません 」というエラーでコンパイルできません。
またV2010以前で開発したVCL for the WebのプログラムをDelphi2005以降で開くと、「ファイル'IWDynGrid.dcu'が見つかりません」というエラーでコンパイルできない場合があります。

DelphiXEのVCL for the Webは、バージョン11に変わり、大幅に変更や新規機能が加えられています。
以下のプロパティやユニット関係が新しいバージョンでは、削除または変更されています。

WAP、HTML 3.2、Older Browsers、Client Side Data Sets、Client Side Charts、umPartial、Page Mode 、DynGrid、Tracking Options


(詳細履歴につきましては英語になりますが、こちらをご確認ください。)

該当する場合は、構成やロジックがかなり違うため、移行作業も大変多くなりますので、DelphiXEで新たにプロジェクトを作成し、そのVCL for the Webフォームへロジックを移植するようにして下さい。


Delphi2010以前で開発したVCL for the WebのプログラムをDelphiXE以降で開くと、
ServerControllerのフォームで、以下のプロパティが見つからずにエラーになる場合があります。
例)
「IWServerController. AllowSubFolderの読み取り中のエラー:プロパティAllowSubFoldersは存在しません。」

エラーが発生する場合は、エラーダイアログで「無視」または「全て無視」を選択します。
ServerControllerのフォームが開けるようになったら保存してください。
4. 過去のバージョンで作成されたプログラムについて (対象:開発版および運用版)
 

過去のバージョンで作成されたプログラムを Delphi/400 VersionXE でご使用になられる場合、再コンパイルが必要です。必ず再コンパイルし動作を確認してご使用ください。
(再コンパイルには【プロジェクトメニュー】の【すべてのプロジェクトを再構築】が便利です。)

またDelphiXEではVCL環境が全てUnicodeが標準になります(Delphi2007まではAnsi標準)。
これまでのAnsiベースのプログラムをUnicodeベースのプログラムとしてコンパイルされますが、Ansi とUnicodeは文字コードとして扱いが大きく異なります。
例えばUnicode には半角や全角といった概念がなく、Byteの持ち方(サイズ)も異なります。そのため、主に文字列操作やByte関連、API関連についてはコンパイルしたアプリケーションが動作で問題がないかを十分ご確認ください。

※Unicodeを使わずにAnsiのままバージョンアップを行う場合は、明示的にAnsiを指定する必要があります。
例) String -> AnsiString Char -> AnsiChar PChar -> PAnsiChar など。

Delphi開発元エンバカデロテクノロジーズHPでもこれらの情報などを公開しているのでご参考ください。
・暗黙の文字列変換
・Delphi Unicodeワールド パートI: Unicodeとは? なぜ必要なのか? そして、Delphiでどのような作業を行うのか?
・Delphi Unicodeワールド パートII: RTLの新機能と、Unicodeをサポートするクラス
・Delphi Unicodeワールド パートIII: コードをUnicode対応にする

Delphi5以前のバージョンからバージョンアップする場合、ユニット名が変更になっているものがありますので、バージョンアップ製品同梱の「バージョンアップされるお客様へ」をご参照の上、ソースを変更してください。こちらでも同じ内容をご参照いただけます。

・Embarcadero Rad StudioXEではこれまでのDelphi.NETが含まれません。Delphi.NETは Delphi Prismとして異なる製品となっており、Delphi/400をDelphi Prism上で使用することができませんのでご注意下さい。

5. 複数バージョンの共存について (対象:開発版および運用版)
 

(1) IBMi(AS/400)
IBMi(AS/400)側には複数のバージョンを共存させて使用いただけます。

(2) クライアント(PC)
PC側では1台のPCで複数のバージョンを共存させてご使用いただくことができません。 バージョンアップの際には、過去のバージョンをアンインストールしてご使用ください。
複数のバージョンをお使いになる際には、それぞれバージョン毎にPCをご用意ください。

6. AS/400接続情報(ALIASES.CFG)
  Delphi/400の過去のバージョンが既にPCにインストールされている場合には、Delphi/400 VersionXEはDelphi/400の過去のバージョンにより作成されたALIASES.CFGを使用します。
(ALIASES.CFGは AS/400 Configuration で使用するIBMi(AS/400)へのTCP/IPなどの環境設定情報ファイルです。)

また、使用中のALIASES.CFGのパス情報をWIN.INIの[CO400]セクションに保持しています。

例) HOSTSTABLE=c:\co405\ALIASES.CFG (Version 5をご使用中の場合)

例) HOSTSTABLE=c:¥co405¥ALIASES.CFG (Version 5をご使用中の場合)

この為、過去のバージョンがセットアップされていたフォルダを削除する際には注意が必要です。(WIN.INIはウィンドウズのシステムファイルです。)

以下の順序に従って操作を行ってください。(下記以外の部分を書換えないでください。)

セットアップしたフォルダにより若干異なります。デフォルトのフォルダ以外にセットアップされた方は適宜読み替えください。上記はデフォルトのオプションでインストールされた方が対象です。

(1) ALIASES.CFG をCO414フォルダに移動します。
(2) 【スタートメニュー】の【ファイル名を指定して実行】で"sysedit"と入力し、システム構成エディタを起動します。
(3) WIN.INIファイルから[CO400]セクションのHOSTSTABLEを検索し、以下のように編集します。

HOSTSTABLE=c:\CO414\ALIASES.CFG HOSTSTABLE=c:¥CO414¥ALIASES.CFG

7. ネイティブコンポーネントの互換性について
  【SCD400 Data】ページのネイティブコンポーネント(AS400コンポーネントは除く)は、Version5の頃から下位互換のために存在しているコンポーネントです。これらのコンポーネントは、今後使用が推奨されません。
これら使用が推奨されていないコンポーネントの代わりに今後は、【BDE】ページ、【dbExpress】ページ及び【Data Contorols】ページのコンポーネントをご使用ください。
これらのコンポーネントの使用方法については、ヘルプをご参照ください。
8. TSQLConnectionコンポーネントについて(対象:開発版)
 

Delphi/400 V2006以前のバージョンで開発したSQLConnectionを使用したプログラムをDelphi/400 VXEで実行すると、SQLConnection接続時にエラーとなります。

Delphi/400 VXEでは、CO400ドライバで使用するdllが変更になっています。
SQLConnectionのプロパティ設定値は、LibraryNameはdbco430.dll、VendorLibはco400loc.dllとなります。

9. SQLバインド変数について(対象:開発版)
 

Delphi/400 VXEでSQLのバインド変数を使用する場合、文字列型では次のような記述方法に変わりますので、旧バージョンのプログラムは変更するようにして下さい。

<~V2009>
<V2010・VXE>
ParamByName('XXX').AsString ParamByName(‘XXX’).AsString ParamByName('XXX').AsAnsiString ParamByName(‘XXX’).AsAnsiString
10. QuickReportについて(対象:開発版)
  VXEではV2006・V2007のような無償ダウンロードがなくなりました。

※上記はあくまで既知の注意事項ですが、株式会社ミガロ.がDelphi製品のバージョン間でのプログラムのコンパイル、および動作保障をするものではございません。

Delphi/400 V2010 以降のMultiple Transaction制御

Delphi/400 V2010・XEのdbExpressでのMultiple Transaction(マルチセッション)制御は、ドライバのパラメータを利用して行うように変更されています。
このため、Configurationの「Multiple Channel」は使用せず、プログラム内のTSQLConnectionのパラメータの[Decimal Separator] で以下のいずれかを設定して下さい。

Multiple Transaction [Decimal Separator]
パラメータ
行う Y
行わない N および上記以外の値

(以下のそれぞれのバージョンを適用して下さい。)

対応バージョン
VersionXE V14.0.8 以降(リリース済み)
Version2010 V13.0.15 以降(リリース済み)
過去のバージョンからDelphi/400 VersionXE3にバージョンアップする場合の注意点
Version : 5, 6, 7, 2005, 2006, 2007, 2009, 2010, XE

詳細については、バージョンアップ製品同梱の「バージョンアップされるお客様へ」をご参照ください。

以下に、簡単な注意点を記載します。

1. パーティションについて (対象:開発版および運用版)
 

Delphi/400 Version2005以降、IBM i (AS/400) のパーティション毎にライセンスが必要となります。現在、Delphi/400 Version7以前のラインセンスを複数パーティションでご利用の場合は、パーティション毎にライセンスのご購入が必要となりますので、ご注意下さい。ライセンスキー発行のためには、IBM i (AS/400) のモデル、シリアルおよびパーティション番号が必要となります。

パーティション番号について
Delphi/400 VersionXE3インストール後は、CALL CO416/ABOUTで表示される画面に表示されます。インストール前の場合は、こちらのモジュール(64KB)をダウンロードの上、解凍してご利用いただけます。モジュールに含まれております[CheckLparの使用方法.txt]をご参照下さい。

製品同梱のユーザー登録カード(現在ご登録の情報を記入済み)に、パーティション番号をご記入の上、弊社までFAXでご返送ください。いただきました情報に従って、ライセンスキー発行の手続きをとらせていただきます。ライセンスキーの発行には、情報をご返送いただきましてから1週間程度かかりますのでご了承下さい。

2. メンテナンスプログラムについて(対象:開発版および運用版)
  Delphi/400のバージョンアップをお申込みいただきますと、今後のメンテナンス契約サポートはVersionXE3としての扱いになります。旧バージョンの一部改訂版のご案内はメール送信されませんのでご注意ください。また、IBM i (AS/400) 移行時のライセンスキー発行についても、VersionXE3での対応となります。
 
3. VCL for the Webについて(対象:開発版)
  DelphiXE3付属のVCL for the Webのプログラムは製品標準のバージョンについて開発したISAPIモジュール(dll)をIIS上で実行することができません。
弊社よりDelphi2010以前のバージョンのライセンスで購入、その後メンテナンスプログラムでバージョンアップされたDelphiXE3については、上位PTF用のライセンスキーを一回発行することができます。(新規購入時にはWeb開発オプションとしての購入が必要です。)
以下の手順でPTFを適用いただければ、IISで実行できるISAPIモジュール(dll)を開発することができます。

※弊社提供以外のDelphiでは上位PTF用のライセンスキーは付属しません。

1.標準バージョンのアンインストール
Windowsのスタートメニューから、[Embarcadero RAD Studio XE3| 変更、修復、アンインストール]を選び、「変更」を実施します。
「変更」の途中のメニューで VCL for the Web(ディスクドライブのアイコン)をクリックし「インストールしない」という設定を選択し、アンインストールを行います。
2.新インストーラ(PTF)のダウンロード

以下からインストーラをダウンロードします。
(バージョン番号をクリックするとダウンロードが開始します)

インストーラのダウンロード

※2013/6/20時点では iw14.0.12.exe が最新のバージョンです。

3.インストールおよびライセンスキーの登録
ダウンロードしたexeを実行してインストールを行います。
インストールの最後にライセンスキーを入力する画面が表示されますので、弊社提供の IntraWeb用のライセンスキー情報を設定ください。
※ライセンスキーを設定しないと評価版として動作します。
後からライセンスキーを設定する場合は、インストールしたフォルダの[\IntraWeb XIV\LicenseRegistration.exe]を起動すれば設定することができます。


Delphiを起動して、VCL for the Web(IntraWeb)で プログラム作成、コンパイルができることをご確認ください。


Delphi7で開発したVCL for the WebのプログラムをDelphi2005以降で開くと、「ファイル 'IWInitStandAlone.dcu' が見つかりません 」というエラーでコンパイルできません。
またV2010以前で開発したVCL for the WebのプログラムをDelphi2005以降で開くと、「ファイル'IWDynGrid.dcu'が見つかりません」というエラーでコンパイルできない場合があります。

DelphiXE3のVCL for the Webは、バージョン14に変わり、大幅に変更や新規機能が加えられています。以下のプロパティやユニット関係が新しいバージョンでは、削除または変更されています。

WAP、HTML 3.2、Older Browsers、Client Side Data Sets、Client Side Charts、umPartial、Page Mode 、DynGrid、Tracking Options

(詳細履歴につきましては英語になりますが、こちらをご確認ください。)

該当する場合は、構成やロジックがかなり違うため、移行作業も大変多くなりますので、DelphiXE3で新たにプロジェクトを作成し、そのVCL for the Webフォームへロジックを移植するようにして下さい。


Delphi2010以前で開発したVCL for the WebのプログラムをDelphiXE以降で開くと、ServerControllerのフォームで、以下のプロパティが見つからずにエラーになる場合があります。
例)
「IWServerController. AllowSubFolderの読み取り中のエラー:プロパティAllowSubFoldersは存在しません。」

エラーが発生する場合は、エラーダイアログで「無視」または「全て無視」を選択します。
ServerControllerのフォームが開けるようになったら保存してください。
4. 過去のバージョンで作成されたプログラムについて (対象:開発版および運用版)
 

過去のバージョンで作成されたプログラムを Delphi/400 VersionXE3でご使用になられる場合、再コンパイルが必要です。必ず再コンパイルし動作を確認してご使用ください。
(再コンパイルには【プロジェクトメニュー】の【すべてのプロジェクトを再構築】が便利です。)

またDelphiXE3ではVCL環境が全てUnicode標準になります(Delphi2007まではAnsi標準)。
これまでのAnsiベースのプログラムをUnicodeベースのプログラムとしてコンパイルされますが、Ansi とUnicodeは文字コードとして扱いが大きく異なります。例えばUnicode には半角や全角といった概念がなく、Byteの持ち方(サイズ)も異なります。そのため、主に文字列操作やByte関連、API関連についてはコンパイルしたアプリケーションが動作で問題がないかを十分ご確認ください。

※Unicodeを使わずにAnsiのままバージョンアップを行う場合は、明示的にAnsiを指定する必要があります。
例) String -> AnsiString Char -> AnsiChar PChar -> PAnsiChar など。


Delphi5以前のバージョンからバージョンアップする場合、ユニット名が変更になっているものがありますので、バージョンアップ製品同梱の「バージョンアップされるお客様へ」をご参照の上、ソースを変更してください。こちらでも同じ内容をご参照いただけます。

・Delphi/400 V2006以前のバージョンで開発したSQLConnectionを使用したプログラムをDelphi/400 VXE3で実行すると、 SQLConnection接続時にエラーとなります。
Delphi/400 VXE3では、CO400ドライバで使用するdllが変更になっています。
SQLConnectionのプロパティ設定値は、LibraryNameはdbco430.dll、VendorLibはco400loc.dllとするようにして下さい。

・Delphi/400 VXE3では、標準で付属するレポートツールが「FastReport」になっております。
そのため、過去のバージョンで開発されている「QuickReport」や「RaveReports」のプログラムは「FastReport」に移行・変更する必要があります。
またXE3では「InstallAware」等のインストーラー作成ツールは付属しておりません。インストーラー作成が必要な場合はご所有のツールまたは製品版等をご用意いただく必要があります。
5. 64bit開発について (対象:開発版)
 

DelphiXE3では、64bitアプリケーションを開発するために、64bit用のコンパイラが用意されています。
開発は32bitアプリケーションとして開発しますが、コンパイル時に64bitを指定することで、64bitアプリケーションを生成することができます。
過去に開発したアプリケーションも64bitとしてコンパイルすることはできますが、プログラムソースやコンポーネントが揃っていないとコンパイルすることができませんのでご注意ください。

また64bitに対応していないコンポーネントとしてはBDE関連(DataBaseコンポーネント、Tableコンポーネント、Queryコンポーネント、Spool400コンポーネント、ListSpoolコンポーネント等などがありますので、こうしたコンポーネントを使用されているプログラムはdbExpress等のコンポーネントに作り変える必要があります。
またWindowsで32bitAPIを直接呼び出して利用している場合には、64bitAPIに呼び出しを変えるなどの変更が必要です。既存のアプリケーションを64bitでコンパイルした場合にはアプリケーションが動作で問題がないかを十分にご確認ください。

6. 複数バージョンの共存について (対象:開発版および運用版)
 

(1) IBMi(AS/400)
IBMi(AS/400)側には複数のバージョンを共存させて使用いただけます。

(2) クライアント(PC)
PC側では1台のPCで複数のバージョンを共存させてご使用いただくことができません。 バージョンアップの際には、過去のバージョンをアンインストールしてご使用ください。
複数のバージョンをお使いになる際には、それぞれバージョン毎にPCをご用意ください。

7. AS/400接続情報(ALIASES.CFG)
 

Delphi/400の過去のバージョンが既にPCにインストールされている場合には、Delphi/400 VersionXE3はDelphi/400の過去のバージョンにより作成されたALIASES.CFGを使用します。
(ALIASES.CFGは AS/400 Configuration で使用するIBM i (AS/400)へのTCP/IPなどの環境設定情報ファイルです。)
つまり、Delphi/400 XE3 が CO416ディレクトリにインストールされたとしてもCO400.ini ファイルにあるセクション[CO400]にはエントリ HOSTSTABLE= c:\co4xx\ALIASES.CFG が引き続き含まれているということです。
ディレクトリ CO4xx を削除する場合には、削除する前に ALIASES.CFG を CO416ディレクトリに移動し、またエントリ HOSTSTABLE=c:\co4xx\ALIASES.CFGをHOSTSTABLE=c:\co416\ALIASES.CFG HOSTSTABLE=c:¥co4xx¥ALIASES.CFGをHOSTSTABLE=c:¥co416¥ALIASES.CFG に変更して下さい。またCO400.iniは旧バージョンのwin.iniの代わりに作成されるため、インストール前にwin.iniの[CO400]セクション情報を削除してください。

8. ネイティブコンポーネントの互換性について
  【SCD400 Data】ページのネイティブコンポーネント(AS400コンポーネントは除く)は、Version5の頃から下位互換のために存在しているコンポーネントです。これらのコンポーネントは、今後使用が推奨されません。
これら使用が推奨されていないコンポーネントの代わりに今後は、【BDE】ページ、【dbExpress】ページ及び【Data Contorols】ページのコンポーネントをご使用ください。
これらのコンポーネントの使用方法については、ヘルプをご参照ください。
9. SQLバインド変数について(対象:開発版)
 

Delphi/400 VXE3でSQLのバインド変数を使用する場合、文字列型では次のような記述方法に変わりますので、旧バージョンのプログラムは変更するようにして下さい。

<BDE接続>
<dbExpress接続>
ParamByName('XXX').AsAnsiString ParamByName(‘XXX’).AsAnsiString ParamByName('XXX').AsString ParamByName(‘XXX’).AsString

※上記はあくまで既知の注意事項ですが、株式会社ミガロ.がDelphi製品のバージョン間でのプログラムのコンパイル、および動作保障をするものではございません。

過去のバージョンからDelphi/400 VersionXE5にバージョンアップする場合の注意点
Version : 5, 6, 7, 2005, 2006, 2007, 2009, 2010, XE, XE3

詳細については、バージョンアップ製品同梱の「バージョンアップされるお客様へ」をご参照ください。

以下に、簡単な注意点を記載します。

1. パーティションについて (対象:開発版および運用版)
 

Delphi/400 Version2005以降、IBM i (AS/400) のパーティション毎にライセンスが必要となります。現在、Delphi/400 Version7以前のラインセンスを複数パーティションでご利用の場合は、パーティション毎にライセンスのご購入が必要となりますので、ご注意下さい。ライセンスキー発行のためには、IBM i (AS/400) のモデル、シリアルおよびパーティション番号が必要となります。

パーティション番号について
Delphi/400 VersionXE5インストール後は、CALL CO418/ABOUTで表示される画面に表示されます。インストール前の場合は、こちらのモジュール(64KB)をダウンロードの上、解凍してご利用いただけます。モジュールに含まれております[CheckLparの使用方法.txt]をご参照下さい。

製品同梱のユーザー登録カード(現在ご登録の情報を記入済み)に、パーティション番号をご記入の上、弊社までFAXでご返送ください。いただきました情報に従って、ライセンスキー発行の手続きをとらせていただきます。ライセンスキーの発行には、情報をご返送いただきましてから1週間程度かかりますのでご了承下さい。

2. メンテナンスプログラムについて(対象:開発版および運用版)
  Delphi/400のバージョンアップをお申込みいただきますと、今後のメンテナンス契約サポートはVersionXE5としての扱いになります。旧バージョンの一部改訂版のご案内はメール送信されませんのでご注意ください。また、IBM i (AS/400) 移行時のライセンスキー発行についても、VersionXE5での対応となります。
 
3. IntraWebについて(対象:開発版)
  DelphiXE5付属のIntraWebのプログラムは製品標準のバージョンについて開発したISAPIモジュール(dll)をIIS上で実行することができません。
弊社よりDelphi2010以前のバージョンのライセンスで購入、メンテナンスプログラムでバージョンアップされたDelphiXE5のIntraWebについては、上位PTF用のライセンスキーを一回発行することができます。(新規購入時にはWeb開発オプションとしての購入が必要です。)
以下の手順でPTFを適用いただければ、IISで実行できるISAPIモジュール(dll)を開発することができます。

※弊社提供以外のDelphiでは上位PTF用のライセンスキーは付属しません。

1.標準バージョンのアンインストール
Windowsのスタートメニューから、[Embarcadero RAD Studio XE5| 変更、修復、アンインストール]を選び、「変更」を実施します。
「変更」の途中のメニューで VCL for the Web(ディスクドライブのアイコン)をクリックし「インストールしない」という設定を選択し、アンインストールを行います。
2.新インストーラ(PTF)のダウンロード

以下からインストーラをダウンロードします。
(バージョン番号をクリックするとダウンロードが開始します)

インストーラのダウンロードはコチラ

※2014/6/11時点では iw14.0.32.exe が最新のバージョンです。

3.インストールおよびライセンスキーの登録
ダウンロードしたexeを実行してインストールを行います。
インストールの最後にライセンスキーを入力する画面が表示されますので、弊社提供の IntraWeb用のライセンスキー情報を設定ください。
※ライセンスキーを設定しないと評価版として動作します。
後からライセンスキーを設定する場合は、インストールしたフォルダの [\IntraWeb XIV\LicenseRegistration.exe] [¥IntraWeb XIV¥LicenseRegistration.exe] を起動すれば設定することができます。


Delphiを起動して、IntraWebで プログラム作成、コンパイルができることをご確認ください。


Delphi7で開発したIntraWebのプログラムをDelphi2005以降で開くと、「ファイル 'IWInitStandAlone.dcu' が見つかりません 」というエラーでコンパイルできません。
またV2010以前で開発したIntraWebのプログラムをDelphi2005以降で開くと、「ファイル'IWDynGrid.dcu'が見つかりません」というエラーでコンパイルできない場合があります。

DelphiXE5のIntraWebは、バージョン14に変わり、大幅に変更や新規機能が加えられています。以下のプロパティやユニット関係が新しいバージョンでは、削除または変更されています。

WAP、HTML 3.2、Older Browsers、Client Side Data Sets、Client Side Charts、umPartial、Page Mode 、DynGrid、Tracking Options

(詳細履歴につきましては英語になりますが、こちらをご確認ください。)

該当する場合は、構成やロジックがかなり違うため、移行作業も大変多くなりますので、DelphiXE5で新たにプロジェクトを作成し、そのIntraWebフォームへロジックを移植するようにして下さい。


Delphi2010以前で開発したIntraWebのプログラムをDelphiXE以降で開くと、ServerControllerのフォームで、以下のプロパティが見つからずにエラーになる場合があります。
例)
「IWServerController. AllowSubFolderの読み取り中のエラー:プロパティAllowSubFoldersは存在しません。」

エラーが発生する場合は、エラーダイアログで「無視」または「全て無視」を選択します。
ServerControllerのフォームが開けるようになったら保存してください。
4. 過去のバージョンで作成されたプログラムについて (対象:開発版および運用版)
 

過去のバージョンで作成されたプログラムを Delphi/400 VersionXE5でご使用になられる場合、再コンパイルが必要です。必ず再コンパイルし動作を確認してご使用ください。
(再コンパイルには【プロジェクトメニュー】の【すべてのプロジェクトを再構築】が便利です。)

またDelphiXE5ではVCL環境が全てUnicode標準になります(Delphi2007まではAnsi標準)。
これまでのAnsiベースのプログラムをUnicodeベースのプログラムとしてコンパイルされますが、Ansi とUnicodeは文字コードとして扱いが大きく異なります。例えばUnicode には半角や全角といった概念がなく、Byteの持ち方(サイズ)も異なります。そのため、主に文字列操作やByte関連、API関連についてはコンパイルしたアプリケーションが動作で問題がないかを十分ご確認ください。

※Unicodeを使わずにAnsiのままバージョンアップを行う場合は、明示的にAnsiを指定する必要があります。
例) String -> AnsiString Char -> AnsiChar PChar -> PAnsiChar など。


Delphi5以前のバージョンからバージョンアップする場合、ユニット名が変更になっているものがありますので、バージョンアップ製品同梱の「バージョンアップされるお客様へ」をご参照の上、ソースを変更してください。こちらでも同じ内容をご参照いただけます。

・Delphi/400 V2006以前のバージョンで開発したSQLConnectionを使用したプログラムをDelphi/400 VXE5で実行すると、 SQLConnection接続時にエラーとなります。
Delphi/400 VXE5では、CO400ドライバで使用するdllが変更になっています。
SQLConnectionのプロパティ設定値は、LibraryNameはdbco430.dll、VendorLibはco400loc.dllとするようにして下さい。

・Delphi/400 VXE5では、標準で付属するレポートツールが「FastReport」になっております。
そのため、過去のバージョンで開発されている「QuickReport」や「RaveReports」のプログラムは「FastReport」に移行・変更する必要があります。
またXE5では「InstallAware」等のインストーラー作成ツールは付属しておりません。インストーラー作成が必要な場合はご所有のツールまたは製品版等をご用意いただく必要があります。
5. 64bit開発について(対象:開発版)
 

DelphiXE5では、64bitアプリケーションを開発するために、64bit用のコンパイラが用意されています。
開発は32bitアプリケーションとして開発しますが、コンパイル時に64bitを指定することで、64bitアプリケーションを生成することができます。
過去に開発したアプリケーションも64bitとしてコンパイルすることはできますが、プログラムソースやコンポーネントが揃っていないとコンパイルすることができませんのでご注意ください。

また64bitに対応していないコンポーネントとしてはBDE関連(DataBaseコンポーネント、Tableコンポーネント、Queryコンポーネント、Spool400コンポーネント、ListSpoolコンポーネント等などがありますので、こうしたコンポーネントを使用されているプログラムはdbExpress等のコンポーネントに作り変える必要があります。
またWindowsで32bitAPIを直接呼び出して利用している場合には、64bitAPIに呼び出しを変えるなどの変更が必要です。既存のアプリケーションを64bitでコンパイルした場合にはアプリケーションが動作で問題がないかを十分にご確認ください。

6. 複数バージョンの共存について (対象:開発版および運用版)
 

(1) IBMi(AS/400)
IBMi(AS/400)側には複数のバージョンを共存させて使用いただけます。

(2) クライアント(PC)
PC側では1台のPCで複数のバージョンを共存させてご使用いただくことができません。 バージョンアップの際には、過去のバージョンをアンインストールしてご使用ください。
複数のバージョンをお使いになる際には、それぞれバージョン毎にPCをご用意ください。

7. AS/400接続情報(ALIASES.CFG)
 

Delphi/400の過去のバージョンが既にPCにインストールされている場合には、Delphi/400 VersionXE5はDelphi/400の過去のバージョンにより作成されたALIASES.CFGを使用します。
(ALIASES.CFGは AS/400 Configuration で使用するIBM i (AS/400)へのTCP/IPなどの環境設定情報ファイルです。)
つまり、Delphi/400 XE5 が CO418ディレクトリにインストールされたとしてもCO400.ini ファイルにあるセクション[CO400]にはエントリ HOSTSTABLE= c:\co4xx\ALIASES.CFG HOSTSTABLE= c:¥co4xx¥ALIASES.CFG が引き続き含まれているということです。
ディレクトリ CO4xx を削除する場合には、削除する前に ALIASES.CFG を CO418ディレクトリに移動し、またエントリ HOSTSTABLE=c:\co4xx\ALIASES.CFGをHOSTSTABLE=c:\co418\ALIASES.CFG HOSTSTABLE=c:¥co4xx¥ALIASES.CFGをHOSTSTABLE=c:¥co418¥ALIASES.CFG に変更して下さい。またCO400.iniは旧バージョンのwin.iniの代わりに作成されるため、インストール前にwin.iniの[CO400]セクション情報を削除してください。

8. ネイティブコンポーネントの互換性について
  【SCD400 Data】ページのネイティブコンポーネント(AS400コンポーネントは除く)は、Version5の頃から下位互換のために存在しているコンポーネントです。これらのコンポーネントは、今後使用が推奨されません。
これら使用が推奨されていないコンポーネントの代わりに今後は、【dbExpress】ページ及び【Data Contorols】ページのコンポーネントをご使用ください。
これらのコンポーネントの使用方法については、ヘルプをご参照ください。
9. SQLバインド変数について(対象:開発版)
 

Delphi/400 VXE5でSQLのバインド変数を使用する場合、文字列型では次のような記述方法に変わりますので、旧バージョンのプログラムは変更するようにして下さい。

<BDE接続> <dbExpress接続>
ParamByName('XXX').AsAnsiString ParamByName(‘XXX’).AsAnsiString ParamByName('XXX').AsString ParamByName(‘XXX’).AsString

※上記はあくまで既知の注意事項ですが、株式会社ミガロ.がDelphi製品のバージョン間でのプログラムのコンパイル、および動作保障をするものではございません。


IBM i(AS/400)V7R2をサポートしていますか?

Delphi/400では、以下のバージョン以降でOS/400 V7R2をサポートしています。
メンテナンスプログラム加入社様に、一部改訂版としてリリースしております。

V7R2対応状況
Version11 Alexandria 製品版より
Version10.2 Tokyo 製品版より
Version10 Seattle 製品版より
VersionXE7 製品版より
VersionXE5 製品版より
VersionXE3 V16.0.6 以降(リリース済み)
VersionXE V14.0.13 以降(リリース済み)
Version2010 V13.0.20 以降(リリース済み)
Version2009 V12.0.7 以降(リリース済み)
Version2007 V11.0.28 以降(リリース済み)
Version2006 V9.0.41 以降(リリース済み)
Version2005 V9.0.41 以降(リリース済み)
Version7 V7.0.34 以降(リリース済み)
Version6 V6.0.71 以降(リリース済み)
Version5 V5.1.77 以降(リリース済み)
Webアプリケーション環境をIIS上で構築するには?

Webアプリケーションの環境をIIS上に構築する場合、
以下の順序で◆ポイントを確認しながら構築してください。

環境構築手順
WebServer上にIISを構築
ISAPIアプリケーションでの一般的な留意点

・[ISAPIおよびCGI制限の設定]で特定できないCGIモジュール、
 ISAPIモジュールを許可
・[ハンドラマッピング]で機能のアクセス許可の編集で
 「実行」にチェック
・[アプリケーションプール]の詳細設定で32bitアプリケーションの
 有効化をTrueに設定
  ※アプリケーションプールは64bit機の場合のみ
Delphi/400運用版インストール、接続先設定
◆Configrationの接続確認を行います。
dbExpressランタイムの配布
開発PCから以下のファイルをWebServerのSystem32\inetsrvフォルダ
(64bitの場合はSysWOW64\inetsrv)にコピー
・C:\Users\Public\Documents\RAD Studio\dbExpress\
・C:¥Users¥Public¥Documents¥RAD Studio¥dbExpress¥
   バージョン\dbxconnections.ini
   バージョン¥dbxconnections.ini
・C:\Users\Public\Documents\RAD Studio\dbExpress\
・C:¥Users¥Public¥Documents¥RAD Studio¥dbExpress¥
   バージョン\dbxdrivers.ini
   バージョン¥dbxdrivers.ini
・C:\Program Files\Embarcadero\RAD Studio\
・C:¥Program Files¥Embarcadero¥RAD Studio¥
   バージョン\bin\dbxadapter.dll

   バージョン¥bin¥dbxadapter.dll

※環境・ユーザーによって上記システムフォルダに配置しても
 読込むことができず、CO400ドライバがエラーになる場合があります。
対処方法としては、配置場所を変更するか、レジストリへの登録を行います。

 ◆StandAlone、C/S等のexeアプリケーションでの動作確認
権限の設定
ISAPIアプリケーションを実行するユーザーは、
IIS_IUSERS」というユーザーで実行されます。
このユーザーは、デフォルトでほとんど権限を持っていないため、
各フォルダ、ファイルにアプリケーションに必要な権限を設定します。
・Webサーバのドキュメントルートフォルダ配下
   (デフォルト C:\inetpub\wwwroot)
・CO4XXフォルダ配下(特にCO400.ini:XE以前であればC:\Windows\win.ini)
・③で配置したファイル、その他個別に配布したファイル
・画像やpdfファイルなどをアクセスするフォルダ配下

※環境・ユーザーによっては、「IIS_IUSERS」だけの権限では
読込むことができず、接続がエラーになる場合があります。

対処方法:同ファイルにUsersにも権限割り振りを行います。

◆ISAPIアプリケーションの動作確認

dbExpressアプリケーションで運用PCに配布する内容は?

dbExpressはBDEと異なり、インストールが不要な代わりにいくつかのファイルを
配布する必要があります。開発環境のdbxadapter.dll・dbxconnections.ini・
dbxdrivers.iniを運用PCのシステムフォルダ等に配布してください。

※必要ファイルが配布されていない場合には、CO400関連のエラーが発生します。

各ファイルは開発環境の以下のフォルダにありますのでコピーして配布ください。
(OSや32/64bitによって、ドキュメントフォルダやx86など若干パスが違う場合があります)
  ・C:\Users\Public\Documents\RAD Studio\dbExpress\バージョン\dbxconnections.ini   ・C:¥Users¥Public¥Documents¥RAD Studio¥dbExpress¥バージョン¥dbxconnections.ini   ・C:\Users\Public\Documents\RAD Studio\dbExpress\バージョン\dbxdrivers.ini   ・C:¥Users¥Public¥Documents¥RAD Studio¥dbExpress¥バージョン¥dbxdrivers.ini   ・C:\Program Files\Embarcadero\RAD Studio\バージョン\bin\dbxadapter.dll
  ・C:¥Program Files¥Embarcadero¥RAD Studio¥バージョン¥bin¥dbxadapter.dll
    (64bitはbin64)

システムフォルダは
32bitの場合 C:\Windows\System32
32bitの場合 C:\Windows\System32
64bitの場合 C:\Windows\SysWOW64 64bitの場合 C:\Windows\SysWOW64

また上記システムフォルダに配置してもエラーとなる場合には、
レジストリの登録が必要になる場合があります。
レジストリが必要な場合には、開発環境からエクスポートして
配布パスに内容を変更してお使いください。

レジストリ登録例)
32bitアプリケーション参照先
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Embarcadero\BDS\バージョン\DBExpress]
[HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Wow6432Node¥Embarcadero¥BDS¥バージョン¥DBExpress]
64bitアプリケーション参照先
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Embarcadero\BDS\バージョン\DBExpress] [HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Embarcadero¥BDS¥バージョン¥DBExpress]

iOS8.1.3以降でコンパイルするには?

iOS8.1.3以降ではiOSの変更により、XE5で開発する場合に下記の点を考慮する必要があります。
【前提環境 PTF等】
・Hotfix for RAD Studio, Delphi, C++Builder XE5 Update 2
・Hotfix http://cc.embarcadero.com/item/29667
・Hotfix http://cc.embarcadero.com/item/29668
・Hotfix http://cc.embarcadero.com/item/29675
・Hotfix http://cc.embarcadero.com/item/29795
・Hotfix http://cc.embarcadero.com/item/29698
・Hotfix http://cc.embarcadero.com/item/29788
・Hotfix http://cc.embarcadero.com/item/30036
・Hotfix http://cc.embarcadero.com/item/ 29667
・Hotfix http://cc.embarcadero.com/item/29668
・Hotfix http://cc.embarcadero.com/item/29675
・Hotfix http://cc.embarcadero.com/item/29795
・Hotfix http://cc.embarcadero.com/item/29698
・Hotfix http://cc.embarcadero.com/item/29788
・Hotfix http://cc.embarcadero.com/item/30036
・Xcode5.1.1を使用

1. <プロジェクト名>.entitlements の内容を編集します。
編集内容例

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN"
"http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd">
<plist version="1.0">
<dict>
<key>get-task-allow</key>
<true/>
<key>application-identifier</key> ←追加
<string>XXXXXXXXX.$(ModuleName)</string> ←追加
</dict>
</plist>
<?xml version=“1.0” encoding=“UTF−8”?>
<!DOCTYPE plist PUBLIC “−//Apple//DTD PLIST 1.0//EN"
“http://www.apple.com/DTDs/PropertyList−1.0.dtd”>
<plist version=“1.0”>
<dict>
 <key>get−task−allow</key>
 <true/ >
 <key>application−identifier</key> ←追加
 <string>XXXXXXXXX.$(ModuleName)</string> ←追加
</dict>
</plist>

※XXXXXXXXXにはMac上でキーチェーンアクセスを起動し、
証明書で配布に使っているアカウントで"部署"のIDを記述します。

2. 編集した <プロジェクト名>.entitlements を <任意の名前>.entitlements
のように名前をリネームします。
3. [プロジェクト | 配置]で配置マネージャーを開きます。
4. <プロジェクト名>.entitlements のチェックを外します。
5. 配置マネージャ上の「ファイルの追加」ボタンをクリックし、
<任意の名前>.entitlements ファイルを追加します。
6. 追加した <任意の名前>.entitlements のリモート名を Entitlements.plist
に変更します。
7. コンパイルします。

#実機への転送がうまくいかない場合には、Mac上で下記コマンドをお試しください。
"/Applications/RAD PAServer XE5.app/Contents/MacOS/iosinstall"
XE5.app/Contents/MacOS/iosinstall“
-U 9999999999 -q
-r "/Users/[username]/RADPAServer/scratch-dir/
−r “/Users/[username]/RADPAServer/scratch−dir/
xxxx-yyyy/PhoneMasterDetailApplication.app"
xxxx−yyyy/PhoneMasterDetailApplication.app“
(※-U はデバイスのUUID、-r はアプリパッケージのパス)

過去のバージョンからDelphi/400 VersionXE7にバージョンアップする場合の注意点
Version : 5, 6, 7, 2005, 2006, 2007, 2009, 2010, XE, XE3, XE5

詳細については、バージョンアップ製品同梱の「バージョンアップされるお客様へ」をご参照ください。

以下に、簡単な注意点を記載します。

1. パーティションについて (対象:開発版および運用版)
 

Delphi/400 Version2005以降、IBM i (AS/400) のパーティション毎にライセンスが必要となります。現在、Delphi/400 Version7以前のラインセンスを複数パーティションでご利用の場合は、パーティション毎にライセンスのご購入が必要となりますので、ご注意下さい。ライセンスキー発行のためには、IBM i (AS/400) のモデル、シリアルおよびパーティション番号が必要となります。

パーティション番号について
Delphi/400 VersionXE7インストール後は、CALL CO420/ABOUTで表示される画面に表示されます。インストール前の場合は、こちらのモジュール(64KB)をダウンロードの上、解凍してご利用いただけます。モジュールに含まれております[CheckLparの使用方法.txt]をご参照下さい。

製品同梱のユーザー登録カード(現在ご登録の情報を記入済み)に、パーティション番号をご記入の上、弊社までFAXでご返送ください。いただきました情報に従って、ライセンスキー発行の手続きをとらせていただきます。ライセンスキーの発行には、情報をご返送いただきましてから1週間程度かかりますのでご了承下さい。

2. メンテナンスプログラムについて (対象:開発版および運用版)
  Delphi/400のバージョンアップをお申込みいただきますと、今後のメンテナンス契約サポートはVersionXE7としての扱いになります。旧バージョンの一部改訂版のご案内はメール送信されませんのでご注意ください。また、IBM i (AS/400) 移行時のライセンスキー発行についても、VersionXE7での対応となります。
 
3. IntraWebについて (対象:開発版)
  DelphiXE7付属のIntraWebのプログラムは製品標準のバージョンについて開発したISAPIモジュール(dll)をIIS上で実行することができません。
弊社よりDelphi2010以前のバージョンのライセンスで購入、メンテナンスプログラムでバージョンアップされたDelphiXE7のIntraWebについては、上位PTF用のライセンスキーを一回発行することができます。(新規購入時にはWeb開発オプションとしての購入が必要です。)
以下の手順でPTFを適用いただければ、IISで実行できるISAPIモジュール(dll)を開発することができます。

※弊社提供以外のDelphiでは上位PTF用のライセンスキーは付属しません。

1.標準バージョンのアンインストール
Windowsのスタートメニューから、[Embarcadero RAD Studio XE7| 変更、修復、アンインストール]を選び、「変更」を実施します。
「変更」の途中のメニューで VCL for the Web(ディスクドライブのアイコン)をクリックし「インストールしない」という設定を選択し、アンインストールを行います。
2.新インストーラ(PTF)のダウンロード

以下からインストーラをダウンロードします。
(バージョン番号をクリックするとダウンロードが開始します)

インストーラのダウンロードはコチラ

※2015/5/14時点では iw14.0.39.exe が最新のバージョンです。

3.インストールおよびライセンスキーの登録
ダウンロードしたexeを実行してインストールを行います。
インストールの最後にライセンスキーを入力する画面が表示されますので、弊社提供の IntraWeb用のライセンスキー情報を設定ください。
※ライセンスキーを設定しないと評価版として動作します。
後からライセンスキーを設定する場合は、インストールしたフォルダの[\IntraWeb XIV\LicenseRegistration.exe]を起動すれば設定することができます。

Delphiを起動して、IntraWebで プログラム作成、コンパイルができることをご確認ください。


Delphi7で開発したIntraWebのプログラムをDelphi2005以降で開くと、「ファイル 'IWInitStandAlone.dcu' が見つかりません 」というエラーでコンパイルできません。
またV2010以前で開発したIntraWebのプログラムをDelphi2005以降で開くと、「ファイル'IWDynGrid.dcu'が見つかりません」というエラーでコンパイルできない場合があります。

DelphiXE7のIntraWebは、バージョン14に変わり、大幅に変更や新規機能が加えられています。以下のプロパティやユニット関係が新しいバージョンでは、削除または変更されています。

WAP、HTML 3.2、Older Browsers、Client Side Data Sets、Client Side Charts、umPartial、Page Mode 、DynGrid、Tracking Options

またIntraWeb14よりも前で開発されているプログラムについてIWFileを使われている場合には、新しいIWFileUploaderに置き換える必要があります。

(詳細履歴につきましては英語になりますが、こちらをご確認ください。)

該当する場合は、構成やロジックがかなり違うため、移行作業も大変多くなりますので、DelphiXE7で新たにプロジェクトを作成し、そのIntraWebフォームへロジックを移植するようにして下さい。


Delphi2010以前で開発したIntraWebのプログラムをDelphiXE以降で開くと、ServerControllerのフォームで、以下のプロパティが見つからずにエラーになる場合があります。
例)
「IWServerController. AllowSubFolderの読み取り中のエラー:プロパティAllowSubFoldersは存在しません。」

エラーが発生する場合は、エラーダイアログで「無視」または「全て無視」を選択します。
ServerControllerのフォームが開けるようになったら保存してください。
4. 過去のバージョンで作成されたプログラムについて(対象:開発版および運用版)
 

過去のバージョンで作成されたプログラムを Delphi/400 VersionXE7でご使用になられる場合、再コンパイルが必要です。必ず再コンパイルし動作を確認してご使用ください。
(再コンパイルには【プロジェクトメニュー】の【すべてのプロジェクトを再構築】が便利です。)

またDelphiXE7ではVCL環境が全てUnicode標準になります(Delphi2007まではAnsi標準)。
これまでのAnsiベースのプログラムをUnicodeベースのプログラムとしてコンパイルされますが、Ansi とUnicodeは文字コードとして扱いが大きく異なります。例えばUnicode には半角や全角といった概念がなく、Byteの持ち方(サイズ)も異なります。そのため、主に文字列操作やByte関連、API関連についてはコンパイルしたアプリケーションが動作で問題がないかを十分ご確認ください。

※Unicodeを使わずにAnsiのままバージョンアップを行う場合は、明示的にAnsiを指定する必要があります。
例) String -> AnsiString Char -> AnsiChar PChar -> PAnsiChar など。

Delphi5以前のバージョンからバージョンアップする場合、ユニット名が変更になっているものがありますので、バージョンアップ製品同梱の「バージョンアップされるお客様へ」をご参照の上、ソースを変更してください。こちらでも同じ内容をご参照いただけます。

・Delphi/400 V2006以前のバージョンで開発したSQLConnectionを使用したプログラムをDelphi/400 VXE7で実行すると、 SQLConnection接続時にエラーとなります。
Delphi/400 VXE7では、CO400ドライバで使用するdllが変更になっています。
SQLConnectionのプロパティ設定値は、LibraryNameはdbco430.dll、VendorLibはco400loc.dllとするようにして下さい。

・Delphi/400 VXE5でAndroidアプリケーションを開発されている場合には、XE7でリコンパイルする際に[プロジェクト|オプション|アプリケーション]から「スプラッシュ画像を組み込み」のチェックを外すか、スプラッシュ画像を指定するようにして下さい。

・Delphi/400 VXE7では、標準で付属するレポートツールが「FastReport」になっております。
そのため、過去のバージョンで開発されている「QuickReport」や「RaveReports」のプログラムは「FastReport」に移行・変更する必要があります。
またXE7では「InstallAware」等のインストーラー作成ツールは付属しておりません。インストーラー作成が必要な場合はご所有のツールまたは製品版等をご用意いただく必要があります。
5. 64bit開発について (対象:開発版)
 

DelphiXE7では、64bitアプリケーションを開発するために、64bit用のコンパイラが用意されています。
開発は32bitアプリケーションとして開発しますが、コンパイル時に64bitを指定することで、64bitアプリケーションを生成することができます。
過去に開発したアプリケーションも64bitとしてコンパイルすることはできますが、プログラムソースやコンポーネントが揃っていないとコンパイルすることができませんのでご注意ください。
また64bitに対応していないコンポーネントとしてはBDE関連(DataBaseコンポーネント、Tableコンポーネント、Queryコンポーネント、Spool400コンポーネント、ListSpoolコンポーネント等などがありますので、こうしたコンポーネントを使用されているプログラムはdbExpress等のコンポーネントに作り変える必要があります。
またWindowsで32bitAPIを直接呼び出して利用している場合には、64bitAPIに呼び出しを変えるなどの変更が必要です。既存のアプリケーションを64bitでコンパイルした場合にはアプリケーションが動作で問題がないかを十分にご確認ください。

6. 複数バージョンの共存について (対象:開発版および運用版)
 

(1) IBMi(AS/400)
IBMi(AS/400)側には複数のバージョンを共存させて使用いただけます。

(2) クライアント(PC)
PC側では1台のPCで複数のバージョンを共存させてご使用いただくことができません。 バージョンアップの際には、過去のバージョンをアンインストールしてご使用ください。
複数のバージョンをお使いになる際には、それぞれバージョン毎にPCをご用意ください。

7. AS/400接続情報(ALIASES.CFG)
 

Delphi/400の過去のバージョンが既にPCにインストールされている場合には、Delphi/400 VersionXE7はDelphi/400の過去のバージョンにより作成されたALIASES.CFGを使用します。
(ALIASES.CFGは AS/400 Configuration で使用するIBM i (AS/400)へのTCP/IPなどの環境設定情報ファイルです。)
つまり、Delphi/400 XE7 が CO418ディレクトリにインストールされたとしてもCO400.ini ファイルにあるセクション[CO400]にはエントリ HOSTSTABLE= c:\co4xx\ALIASES.CFG HOSTSTABLE= c:¥co4xx¥ALIASES.CFG が引き続き含まれているということです。
ディレクトリ CO4xx を削除する場合には、削除する前に ALIASES.CFG を CO418ディレクトリに移動し、またエントリ HOSTSTABLE=c:\co4xx\ALIASES.CFG HOSTSTABLE=c:¥co4xx¥ALIASES.CFGHOSTSTABLE=c:\co418\ALIASES.CFG HOSTSTABLE=c:¥co418¥ALIASES.CFG に変更して下さい。 またCO400.iniは旧バージョンのwin.iniの代わりに作成されるため、インストール前にwin.iniの[CO400]セクション情報を削除してください。

8. ネイティブコンポーネントの互換性について
  【SCD400 Data】ページのネイティブコンポーネント(AS400コンポーネントは除く)は、Version5の頃から下位互換のために存在しているコンポーネントです。これらのコンポーネントは、今後使用が推奨されません。
これら使用が推奨されていないコンポーネントの代わりに今後は、【dbExpress】ページ及び【Data Contorols】ページのコンポーネントをご使用ください。
これらのコンポーネントの使用方法については、ヘルプをご参照ください。
9. SQLバインド変数について(対象:開発版)
 

Delphi/400 VXE7でSQLのバインド変数を使用する場合、文字列型では次のような記述方法に変わりますので、旧バージョンのプログラムは変更するようにして下さい。

<BDE接続>
<dbExpress接続>
ParamByName('XXX').AsAnsiString ParamByName(‘XXX’).AsAnsiString ParamByName('XXX').AsString ParamByName(‘XXX’).AsString

※上記はあくまで既知の注意事項ですが、株式会社ミガロ.がDelphi製品のバージョン間でのプログラムのコンパイル、および動作保障をするものではございません。


過去のバージョンからDelphi/400 10 Seattleにバージョンアップする場合の注意点
Version : 5, 6, 7, 2005, 2006, 2007, 2009, 2010, XE, XE3, XE5, XE7

詳細については、バージョンアップ製品同梱の「バージョンアップされるお客様へ」をご参照ください。

以下に、簡単な注意点を記載します。

1. パーティションについて (対象:開発版および運用版)
 

Delphi/400 Version2005以降、IBM i (AS/400) のパーティション毎にライセンスが必要となります。現在、Delphi/400 Version7以前のラインセンスを複数パーティションでご利用の場合は、パーティション毎にライセンスのご購入が必要となりますので、ご注意下さい。ライセンスキー発行のためには、IBM i (AS/400) のモデル、シリアルおよびパーティション番号が必要となります。

パーティション番号について
Delphi/400 10 Seattleインストール後は、CALL CO422/ABOUTで表示される画面に表示されます。インストール前の場合は、こちらのモジュール(64KB)をダウンロードの上、解凍してご利用いただけます。モジュールに含まれております[CheckLparの使用方法.txt]をご参照下さい。

製品同梱のユーザー登録カード(現在ご登録の情報を記入済み)に、パーティション番号をご記入の上、弊社までFAXでご返送ください。いただきました情報に従って、ライセンスキー発行の手続きをとらせていただきます。ライセンスキーの発行には、情報をご返送いただきましてから1週間程度かかりますのでご了承下さい。

2. メンテナンスプログラムについて(対象:開発版および運用版)
  Delphi/400のバージョンアップをお申込みいただきますと、今後のメンテナンス契約サポートは10 Seattleとしての扱いになります。旧バージョンの一部改訂版のご案内はメール送信されませんのでご注意ください。また、IBM i (AS/400) 移行時のライセンスキー発行についても、10 Seattleでの対応となります。
 
3. IntraWebについて(対象:開発版)
  Delphi 10 Seattle付属のIntraWebのプログラムは製品標準のバージョンについて開発したISAPIモジュール(dll)をIIS上で実行することができません。
弊社よりDelphi2010以前のバージョンのライセンスで購入、メンテナンスプログラムでバージョンアップされたDelphi10 SeattleのIntraWebについては、上位PTF用のライセンスキーを一回発行することができます。(新規購入時にはWeb開発オプションとしての購入が必要です。)
以下の手順でPTFを適用いただければ、IISで実行できるISAPIモジュール(dll)を開発することができます。

※弊社提供以外のDelphiでは上位PTF用のライセンスキーは付属しません。

1.標準バージョンのアンインストール
Windowsのスタートメニューから、[Embarcadero RAD Studio 10 Seattle| 変更、修復、アンインストール]を選び、「変更」を実施します。
「変更」の途中のメニューで VCL for the Web(ディスクドライブのアイコン)をクリックし「インストールしない」という設定を選択し、アンインストールを行います。
2.新インストーラ(PTF)のダウンロード

以下からインストーラをダウンロードします。
(バージョン番号をクリックするとダウンロードが開始します)

インストーラのダウンロードはコチラ

※2016/7/12時点では iw14.0.60.exe が最新のバージョンです。

3.インストールおよびライセンスキーの登録
ダウンロードしたexeを実行してインストールを行います。
インストールの最後にライセンスキーを入力する画面が表示されますので、弊社提供の IntraWeb用のライセンスキー情報を設定ください。
※ライセンスキーを設定しないと評価版として動作します。
後からライセンスキーを設定する場合は、インストールしたフォルダの[\IntraWeb XIV\LicenseRegistration.exe]を起動すれば設定することができます。


Delphiを起動して、IntraWebで プログラム作成、コンパイルができることをご確認ください。


Delphi7で開発したIntraWebのプログラムをDelphi2005以降で開くと、「ファイル 'IWInitStandAlone.dcu' が見つかりません 」というエラーでコンパイルできません。
またV2010以前で開発したIntraWebのプログラムをDelphi2005以降で開くと、「ファイル'IWDynGrid.dcu'が見つかりません」というエラーでコンパイルできない場合があります。

Delphi 10 SeattleのIntraWebは、バージョン14に変わり、大幅に変更や新規機能が加えられています。以下のプロパティやユニット関係が新しいバージョンでは、削除または変更されています。

WAP、HTML 3.2、Older Browsers、Client Side Data Sets、Client Side Charts、umPartial、Page Mode 、DynGrid、Tracking Options

またIntraWeb14よりも前で開発されているプログラムについてIWFileを使われている場合には、新しいIWFileUploaderに置き換える必要があります。

(詳細履歴につきましては英語になりますが、こちらをご確認ください。)

該当する場合は、構成やロジックがかなり違うため、移行作業も大変多くなりますので、Delphi 10 Seattleで新たにプロジェクトを作成し、そのIntraWebフォームへロジックを移植するようにして下さい。


Delphi2010以前で開発したIntraWebのプログラムをDelphiXE以降で開くと、ServerControllerのフォームで、以下のプロパティが見つからずにエラーになる場合があります。
例)
「IWServerController.AllowSubFolder 「IWServerController.AllowSubFolder の読み取り中のエラー:プロパティAllowSubFoldersは存在しません。」

エラーが発生する場合は、エラーダイアログで「無視」または「全て無視」を選択します。
ServerControllerのフォームが開けるようになったら保存してください。
4. 過去のバージョンで作成されたプログラムについて (対象:開発版および運用版)
 

過去のバージョンで作成されたプログラムを Delphi/400 10 Seattleでご使用になられる場合、再コンパイルが必要です。必ず再コンパイルし動作を確認してご使用ください。
(再コンパイルには【プロジェクトメニュー】の【すべてのプロジェクトを再構築】が便利です。)

またDelphi 10 SeattleではVCL環境が全てUnicode標準になります(Delphi2007まではAnsi標準)。
これまでのAnsiベースのプログラムをUnicodeベースのプログラムとしてコンパイルされますが、Ansi とUnicodeは文字コードとして扱いが大きく異なります。例えばUnicode には半角や全角といった概念がなく、Byteの持ち方(サイズ)も異なります。そのため、主に文字列操作やByte関連、API関連についてはコンパイルしたアプリケーションが動作で問題がないかを十分ご確認ください。

※Unicodeを使わずにAnsiのままバージョンアップを行う場合は、明示的にAnsiを指定する必要があります。
例) String -> AnsiString Char -> AnsiChar PChar -> PAnsiChar など。


Delphi5以前のバージョンからバージョンアップする場合、ユニット名が変更になっているものがありますので、バージョンアップ製品同梱の「バージョンアップされるお客様へ」をご参照の上、ソースを変更してください。こちらでも同じ内容をご参照いただけます。

・Delphi/400 V2006以前のバージョンで開発したSQLConnectionを使用したプログラムをDelphi/400 10 Seattleで実行すると、 SQLConnection接続時にエラーとなります。
Delphi/400 10 Seattleでは、CO400ドライバで使用するdllが変更になっています。
SQLConnectionのプロパティ設定値は、LibraryNameはdbco430.dll、VendorLibはco400loc.dllとするようにして下さい。

・Delphi/400 VXE5でAndroidアプリケーションを開発されている場合には、10 Seattleでリコンパイルする際に[プロジェクト|オプション|アプリケーション]から「スプラッシュ画像を組み込み」のチェックを外すか、スプラッシュ画像を指定するようにして下さい。

・Delphi/400 10 Seattleでは、標準で付属するレポートツールが「FastReport」になっております。
そのため、過去のバージョンで開発されている「QuickReport」や「RaveReports」のプログラムは「FastReport」に移行・変更する必要があります。
また10 Seattleでは「InstallAware」等のインストーラー作成ツールは付属しておりません。インストーラー作成が必要な場合はご所有のツールまたは製品版等をご用意いただく必要があります。
5. 64bit開発について (対象:開発版)
 

Delphi 10 Seattleでは、64bitアプリケーションを開発するために、64bit用のコンパイラが用意されています。
開発は32bitアプリケーションとして開発しますが、コンパイル時に64bitを指定することで、64bitアプリケーションを生成することができます。
過去に開発したアプリケーションも64bitとしてコンパイルすることはできますが、プログラムソースやコンポーネントが揃っていないとコンパイルすることができませんのでご注意ください。

また64bitに対応していないコンポーネントとしてはBDE関連(DataBaseコンポーネント、Tableコンポーネント、Queryコンポーネント、Spool400コンポーネント、ListSpoolコンポーネント等などがありますので、こうしたコンポーネントを使用されているプログラムはdbExpress等のコンポーネントに作り変える必要があります。
またWindowsで32bitAPIを直接呼び出して利用している場合には、64bitAPIに呼び出しを変えるなどの変更が必要です。既存のアプリケーションを64bitでコンパイルした場合にはアプリケーションが動作で問題がないかを十分にご確認ください。

6. 複数バージョンの共存について(対象:開発版および運用版)
 

(1) IBMi(AS/400)
IBMi(AS/400)側には複数のバージョンを共存させて使用いただけます。

(2) クライアント(PC)
PC側では1台のPCで複数のバージョンを共存させてご使用いただくことができません。 バージョンアップの際には、過去のバージョンをアンインストールしてご使用ください。
複数のバージョンをお使いになる際には、それぞれバージョン毎にPCをご用意ください。

7. AS/400接続情報(ALIASES.CFG)
 

Delphi/400の過去のバージョンが既にPCにインストールされている場合には、Delphi/400 10 SeattleはDelphi/400の過去のバージョンにより作成されたALIASES.CFGを使用します。
(ALIASES.CFGは AS/400 Configuration で使用するIBM i (AS/400)へのTCP/IPなどの環境設定情報ファイルです。)
つまり、Delphi/400 10 Seattle が CO422ディレクトリにインストールされたとしてもCO400.ini ファイルにあるセクション[CO400]にはエントリ HOSTSTABLE= c:\co4xx\ALIASES.CFG HOSTSTABLE= c:¥co4xx¥ALIASES.CFG が引き続き含まれているということです。
ディレクトリ CO4xx を削除する場合には、削除する前に ALIASES.CFG を CO422ディレクトリに移動し、またエントリ HOSTSTABLE=c:\co4xx\ALIASES.CFG HOSTSTABLE=c:¥co4xx¥ALIASES.CFGHOSTSTABLE=c:\co422\ALIASES.CFG HOSTSTABLE=c:¥co422¥ALIASES.CFG に変更して下さい。またCO400.iniは旧バージョンのwin.iniの代わりに作成されるため、インストール前にwin.iniの[CO400]セクション情報を削除してください。

8. ネイティブコンポーネントの互換性について
  【SCD400 Data】ページのネイティブコンポーネント(AS400コンポーネントは除く)は、Version5の頃から下位互換のために存在しているコンポーネントです。これらのコンポーネントは、今後使用が推奨されません。
これら使用が推奨されていないコンポーネントの代わりに今後は、【dbExpress】ページ及び【Data Contorols】ページのコンポーネントをご使用ください。
これらのコンポーネントの使用方法については、ヘルプをご参照ください。
9. SQLバインド変数について(対象:開発版)
 

Delphi/400 10 SeattleでSQLのバインド変数を使用する場合、文字列型では次のような記述方法に変わりますので、旧バージョンのプログラムは変更するようにして下さい。

<BDE接続> <DBX/FireDAC接続>
ParamByName('XXX').AsAnsiString ParamByName(‘XXX’).AsAnsiString ParamByName('XXX').AsString ParamByName(‘XXX’).AsString

※上記はあくまで既知の注意事項ですが、株式会社ミガロ.がDelphi製品のバージョン間でのプログラムのコンパイル、および動作保障をするものではございません。


IBM i(AS/400)V7R3をサポートしていますか?

Delphi/400では、以下のバージョン以降でOS/400 V7R3をサポートしています。
メンテナンスプログラム加入社様に、一部改訂版としてリリースしております。

V7R3対応状況
Version11 Alexandria 製品版より
Version10.2 Tokyo 製品版より
Version10 Seattle 製品版より
VersionXE7 製品版より
VersionXE5 V18.0.2A 以降(リリース済み)
VersionXE3 V16.0.6 以降(リリース済み)
VersionXE V14.0.13 以降(リリース済み)
Version2010 V13.0.20 以降(リリース済み)
Version2009 V12.0.7 以降(リリース済み)
Version2007 V11.0.28 以降(リリース済み)
Version2006 V9.0.41 以降(リリース済み)
Version2005 V9.0.41 以降(リリース済み)
Version7 V7.0.34 以降(リリース済み)
Version6 V6.0.71 以降(リリース済み)
Version5 V5.1.77 以降(リリース済み)
過去のバージョンからDelphi/400 10.2 Tokyoにバージョンアップする場合の注意点
Version : 5, 6, 7, 2005, 2006, 2007, 2009, 2010, XE, XE3, XE5, XE7, 10Seattle

詳細については、バージョンアップ製品同梱の「バージョンアップされるお客様へ」をご参照ください。

以下に、簡単な注意点を記載します。

1. パーティションについて (対象:開発版および運用版)
 

Delphi/400 Version2005以降、IBM i (AS/400) のパーティション毎にライセンスが必要となります。現在、Delphi/400 Version7以前のラインセンスを複数パーティションでご利用の場合は、パーティション毎にライセンスのご購入が必要となりますので、ご注意下さい。ライセンスキー発行のためには、IBM i (AS/400) のモデル、シリアルおよびパーティション番号が必要となります。

パーティション番号について
Delphi/400 10.2 Tokyoインストール後は、CALL CO422/ABOUTで表示される画面に表示されます。インストール前の場合は、こちらのモジュール(64KB)をダウンロードの上、解凍してご利用いただけます。モジュールに含まれております[CheckLparの使用方法.txt]をご参照下さい。

製品同梱のユーザー登録カード(現在ご登録の情報を記入済み)に、パーティション番号をご記入の上、弊社までFAXでご返送ください。いただきました情報に従って、ライセンスキー発行の手続きをとらせていただきます。ライセンスキーの発行には、情報をご返送いただきましてから1週間程度かかりますのでご了承下さい。

2. メンテナンスプログラムについて(対象:開発版および運用版)
  Delphi/400のバージョンアップをお申込みいただきますと、今後のメンテナンス契約サポートは10.2 Tokyoとしての扱いになります。旧バージョンの一部改訂版のご案内はメール送信されませんのでご注意ください。また、IBM i (AS/400) 移行時のライセンスキー発行についても、10.2 Tokyoでの対応となります。
 
3. IntraWebについて(対象:開発版)
  Delphi 10.2 Tokyo付属のIntraWebのプログラムは製品標準のバージョンについて開発したISAPIモジュール(dll)をIIS上で実行することができません。
弊社よりDelphi2010以前のバージョンのライセンスで購入、メンテナンスプログラムでバージョンアップされたDelphi10.2 TokyoのIntraWebについては、上位PTF用のライセンスキーを一回発行することができます。(新規購入時にはWeb開発オプションとしての購入が必要です。)
以下の手順でPTFを適用いただければ、IISで実行できるISAPIモジュール(dll)を開発することができます。

※弊社提供以外のDelphiでは上位PTF用のライセンスキーは付属しません。

1.標準バージョンのアンインストール
次のURLから削除用のremoval toolをダウンロードしてバンドルバージョンの削除を実行します。
https://www.atozed.com/intraweb/bundled/removal-tool/
2.新インストーラ(PTF)のダウンロード

以下からインストーラをダウンロードします。
(バージョン番号をクリックするとダウンロードが開始します)

インストーラのダウンロードはコチラ

※2017/9時点では iw14.2.1.exe が最新のバージョンです。

3.インストールおよびライセンスキーの登録
ダウンロードしたexeを実行してインストールを行います。
インストールの最後にライセンスキーを入力する画面が表示されますので、弊社提供の IntraWeb用のライセンスキー情報を設定ください。
※ライセンスキーを設定しないと評価版として動作します。
後からライセンスキーを設定する場合は、インストールしたフォルダの[\IntraWeb XIV\LicenseRegistration.exe]を起動すれば設定することができます。


Delphiを起動して、IntraWebで プログラム作成、コンパイルができることをご確認ください。


Delphi7で開発したIntraWebのプログラムをDelphi2005以降で開くと、「ファイル 'IWInitStandAlone.dcu' が見つかりません 」というエラーでコンパイルできません。
またV2010以前で開発したIntraWebのプログラムをDelphi2005以降で開くと、「ファイル'IWDynGrid.dcu'が見つかりません」というエラーでコンパイルできない場合があります。

Delphi 10.2 TokyoのIntraWebは、バージョン14に変わり、大幅に変更や新規機能が加えられています。以下のプロパティやユニット関係が新しいバージョンでは、削除または変更されています。

WAP、HTML 3.2、Older Browsers、Client Side Data Sets、Client Side Charts、umPartial、Page Mode 、DynGrid、Tracking Options

またIntraWeb14よりも前で開発されているプログラムについてIWFileを使われている場合には、新しいIWFileUploaderに置き換える必要があります。

該当する場合は、構成やロジックがかなり違うため、移行作業も大変多くなりますので、Delphi 10.2 Tokyoで新たにプロジェクトを作成し、そのIntraWebフォームへロジックを移植するようにして下さい。


Delphi2010以前で開発したIntraWebのプログラムをDelphiXE以降で開くと、ServerControllerのフォームで、以下のプロパティが見つからずにエラーになる場合があります。
例)
「IWServerController.AllowSubFolder 「IWServerController.AllowSubFolder の読み取り中のエラー:プロパティAllowSubFoldersは存在しません。」

エラーが発生する場合は、エラーダイアログで「無視」または「全て無視」を選択します。
ServerControllerのフォームが開けるようになったら保存してください。
4. 過去のバージョンで作成されたプログラムについて (対象:開発版および運用版)
 

過去のバージョンで作成されたプログラムを Delphi/400 10.2 Tokyoでご使用になられる場合、再コンパイルが必要です。必ず再コンパイルし動作を確認してご使用ください。
(再コンパイルには【プロジェクトメニュー】の【すべてのプロジェクトを再構築】が便利です。)

またDelphi 10.2 TokyoではVCL環境が全てUnicode標準になります(Delphi2007まではAnsi標準)。
これまでのAnsiベースのプログラムをUnicodeベースのプログラムとしてコンパイルされますが、Ansi とUnicodeは文字コードとして扱いが大きく異なります。例えばUnicode には半角や全角といった概念がなく、Byteの持ち方(サイズ)も異なります。そのため、主に文字列操作やByte関連、API関連についてはコンパイルしたアプリケーションが動作で問題がないかを十分ご確認ください。

※Unicodeを使わずにAnsiのままバージョンアップを行う場合は、明示的にAnsiを指定する必要があります。
例) String -> AnsiString Char -> AnsiChar PChar -> PAnsiChar など。


Delphi5以前のバージョンからバージョンアップする場合、ユニット名が変更になっているものがありますので、バージョンアップ製品同梱の「バージョンアップされるお客様へ」をご参照の上、ソースを変更してください。こちらでも同じ内容をご参照いただけます。

・Delphi/400 V2006以前のバージョンで開発したSQLConnectionを使用したプログラムをDelphi/400 10.2 Tokyoで実行すると、 SQLConnection接続時にエラーとなります。
Delphi/400 10.2 Tokyoでは、CO400ドライバで使用するdllが変更になっています。
SQLConnectionのプロパティ設定値は、LibraryNameはdbco430.dll、VendorLibはco400loc.dllとするようにして下さい。

・Delphi/400 VXE5でAndroidアプリケーションを開発されている場合には、10.2 Tokyoでリコンパイルする際に[プロジェクト|オプション|アプリケーション]から「スプラッシュ画像を組み込み」のチェックを外すか、スプラッシュ画像を指定するようにして下さい。

・Delphi/400 10.2 Tokyoでは、標準で付属するレポートツールが「FastReport」になっております。
そのため、過去のバージョンで開発されている「QuickReport」や「RaveReports」のプログラムは「FastReport」に移行・変更する必要があります。
また10.2 Tokyoでは「InstallAware」等のインストーラー作成ツールは付属しておりません。インストーラー作成が必要な場合はご所有のツールまたは製品版等をご用意いただく必要があります。
5. 64bit開発について (対象:開発版)
 

Delphi 10.2 Tokyoでは、64bitアプリケーションを開発するために、64bit用のコンパイラが用意されています。
開発は32bitアプリケーションとして開発しますが、コンパイル時に64bitを指定することで、64bitアプリケーションを生成することができます。
過去に開発したアプリケーションも64bitとしてコンパイルすることはできますが、プログラムソースやコンポーネントが揃っていないとコンパイルすることができませんのでご注意ください。

また64bitに対応していないコンポーネントとしてはBDE関連(DataBaseコンポーネント、Tableコンポーネント、Queryコンポーネント、Spool400コンポーネント、ListSpoolコンポーネント等などがありますので、こうしたコンポーネントを使用されているプログラムはdbExpress等のコンポーネントに作り変える必要があります。
またWindowsで32bitAPIを直接呼び出して利用している場合には、64bitAPIに呼び出しを変えるなどの変更が必要です。既存のアプリケーションを64bitでコンパイルした場合にはアプリケーションが動作で問題がないかを十分にご確認ください。

6. 複数バージョンの共存について(対象:開発版および運用版)
 

(1) IBMi(AS/400)
IBMi(AS/400)側にはライブラリ名が異なるバージョンでは、共存させて使用いただけます。


ただしライブラリ名が同じバージョンの場合は、ライブラリが共通となりますので高いバージョンを適用ください。
SeattleとTokyoは同じライブラリCO422を使用します。

(2) クライアント(PC)
PC側では1台のPCで複数のバージョンを共存させてご使用いただくことができません。 バージョンアップの際には、過去のバージョンをアンインストールしてご使用ください。
複数のバージョンをお使いになる際には、それぞれバージョン毎にPCをご用意ください。

7. AS/400接続情報(ALIASES.CFG)
 

Delphi/400の過去のバージョンが既にPCにインストールされている場合には、Delphi/400 10.2 TokyoはDelphi/400の過去のバージョンにより作成されたALIASES.CFGを使用します。
(ALIASES.CFGは AS/400 Configuration で使用するIBM i (AS/400)へのTCP/IPなどの環境設定情報ファイルです。)
つまり、Delphi/400 10.2 Tokyo が CO424ディレクトリにインストールされたとしてもCO400.ini ファイルにあるセクション[CO400]にはエントリ HOSTSTABLE= c:\co4xx\ALIASES.CFG HOSTSTABLE= c:¥co4xx¥ALIASES.CFG が引き続き含まれているということです。
ディレクトリ CO4xx を削除する場合には、削除する前に ALIASES.CFG を CO424ディレクトリに移動し、またエントリ HOSTSTABLE=c:\co4xx\ALIASES.CFG HOSTSTABLE=c:¥co4xx¥ALIASES.CFGHOSTSTABLE=c:\co424\ALIASES.CFG HOSTSTABLE=c:¥co424¥ALIASES.CFG に変更して下さい。またCO400.iniは旧バージョンのwin.iniの代わりに作成されるため、インストール前にwin.iniの[CO400]セクション情報を削除してください。

8. ネイティブコンポーネントの互換性について
  【SCD400 Data】ページのネイティブコンポーネント(AS400コンポーネントは除く)は、Version5の頃から下位互換のために存在しているコンポーネントです。これらのコンポーネントは、今後使用が推奨されません。
これら使用が推奨されていないコンポーネントの代わりに今後は、【dbExpress】ページ及び【Data Contorols】ページのコンポーネントをご使用ください。
これらのコンポーネントの使用方法については、ヘルプをご参照ください。
9. SQLバインド変数について(対象:開発版)
 

Delphi/400 10.2 TokyoでSQLのバインド変数を使用する場合、文字列型では次のような記述方法に変わりますので、旧バージョンのプログラムは変更するようにして下さい。

<BDE接続> <DBX/FireDAC接続>
ParamByName('XXX').AsAnsiString ParamByName(‘XXX’).AsAnsiString ParamByName('XXX').AsString ParamByName(‘XXX’).AsString

※上記はあくまで既知の注意事項ですが、株式会社ミガロ.がDelphi製品のバージョン間でのプログラムのコンパイル、および動作保障をするものではございません。


Delphiインストール時のEDNアカウントについて

Delphiのインストール時には使用許諾登録でエンバカデロ・テクノロジーズ社のEDNアカウントを使用します。

(バージョンアップの場合)
 前バージョンでライセンスを登録したEDNアカウントを使用する必要があります。
 EDNアカウントのログイン こちら
 EDNアカウントに登録されたライセンスの確認(要ログイン) こちら


(新規購入の場合)
 新規のEDNアカウントを作成して使用ください。
 EDNアカウントの新規登録  こちら


(EDNアカウントについての不明点)
 Delphi/400製品でEDNアカウントがご不明な場合は、下記までお問い合せください。
 電話 :0120-356-288
 メール:maintenance@migaro.co.jp
 担当:奥村

IBM i(AS/400)V7R4をサポートしていますか?

Delphi/400では、以下のバージョン以降でOS/400 V7R4をサポートしています。

V7R4対応状況
Version11 Alexandria 製品版より
Version10.2 Tokyo V22.0.4A 以降(リリース済み)
Version10 Seattle V22.0.4A 以降(リリース済み)
VersionXE7 V20.0.1 以降(リリース済み)
VersionXE5 V18.0.2A 以降(リリース済み)
VersionXE3 V16.0.6 以降(リリース済み)
VersionXE V14.0.13 以降(リリース済み)
Version2010 V13.0.20 以降(リリース済み)
Version2009 V12.0.7 以降(リリース済み)
Version2007 V11.0.28 以降(リリース済み)
Version2006 V9.0.41 以降(リリース済み)
Version2005 V9.0.41 以降(リリース済み)
Version7 V7.0.34 以降(リリース済み)
Version6 V6.0.71 以降(リリース済み)
Version5 V5.1.77 以降(リリース済み)
過去のバージョンからDelphi/400 11 Alexandriaにバージョンアップする場合の注意点
Version : 5, 6, 7, 2005, 2006, 2007, 2009, 2010, XE, XE3, XE5, XE7, 10Seattle, 10.2 Tokyo

以下に、簡単な注意点を記載します。

1. パーティションについて (対象:開発版および運用版)
 

Delphi/400 Version2005以降、IBM i (AS/400) のパーティション毎にライセンスが必要となります。
現在、Delphi/400 Version7以前のラインセンスを複数パーティションでご利用の場合は、パーティション毎にライセンスのご購入が必要となりますので、ご注意下さい。
ライセンスキー発行のためには、IBM i (AS/400) のモデル、シリアルおよびパーティション番号が必要となります。

パーティション番号について
Delphi/400 11 Alexandriaインストール後は、CALL CO423/ABOUTコマンドで表示される画面に表示されます。
インストール前の場合は、こちらのモジュール(64KB)をダウンロードの上、解凍してご利用いただけます。モジュールに含まれております[CheckLparの使用方法.txt]をご参照下さい。

バージョンアップをお申し込みの方へ別途ご案内するユーザー登録カードに、パーティション番号をご記入の上、弊社までFAXでご返送ください。いただきました情報に従って、ライセンスキー発行の手続きをとらせていただきます。
ライセンスキーの発行には、情報をご返送いただきましてから1週間程度かかりますのでご了承下さい。

2. メンテナンスプログラムについて(対象:開発版および運用版)
  Delphi/400のバージョンアップをお申込みいただきますと、今後のメンテナンス契約サポートは11 Alexandriaとしての扱いになります。
旧バージョンの一部改訂版のご案内はメール送信されませんのでご注意ください。
また、IBM i (AS/400) 移行時のライセンスキー発行についても、11 Alexandriaでの対応となります。
 
3. IntraWebについて(対象:開発版)
  2022年9月時点、最新バージョンは、IntraWeb15となります。

統合開発環境Delphiについては、開発元エンバカデロ社の方針により、11 AlexandriaにはIntraWeb製品がバンドルされておりません。
また、11 Alexandriaでは旧バージョンにて使用可能だったIntraWeb(14以前の古いバージョン)は対応しておりません。
IntraWebを使用したWebアプリケーション開発には別途、Web開発オプション(IntraWeb15 Ultimate版)のライセンス購入が必要となります。
既に弊社より提供のIntraWeb Ultimate版の有償ライセンスを所有されており、そのメンテナンス契約が有効なお客様には、Delphi/400 11 Alexandriaへバージョンアップ時に、IntraWeb15 Ultimateの1年間有効なライセンスキーを1回無償で発行いたします。

最新バージョンのインストーラ(PTF)の導入手順は以下となります。
1.標準バージョンのアンインストール
次のURLから削除用のremoval toolをダウンロードしてバンドルバージョンの削除を実行します。
https://www.atozed.com/intraweb/bundled/removal-tool/

※11 AlexandriaにはIntraWeb製品がバンドルされていませんが、一部の古いファイルが残存している可能性があるため削除を推奨します。
2.新インストーラ(PTF)のダウンロード

以下からインストーラをダウンロードします。
(バージョン番号をクリックしたページ内の「Download it here」をクリックするとダウンロードが開始します)

インストーラのダウンロードはコチラ

※2022年9月時点では iw15.2.65.exe が最新のバージョンです。

3.インストールおよびライセンスキーの登録

ダウンロードしたexeを実行してインストールを行います。
インストールの最後にライセンスキーを入力する画面が表示されますので、弊社提供の IntraWeb用のライセンスキー情報を設定ください。
※ライセンスキーを設定しないと評価版として動作します。
後からライセンスキーを設定する場合は、インストールしたフォルダの[\IntraWeb 15\LicenseRegistration.exe]を起動すれば設定することができます。

Delphiを起動して、IntraWebで プログラム作成、コンパイルができることをご確認ください。



Delphi 11 AlexandriaのIntraWebは、バージョン15に変わり、特にIntraWeb14よりも前のバージョンと比較して大幅に変更や新規機能が加えられています。
以下のプロパティやユニット関係が新しいバージョンでは、削除または変更されています。

WAP、HTML 3.2、Older Browsers、Client Side Data Sets、Client Side Charts、umPartial、Page Mode 、DynGrid、Tracking Options

またIntraWeb14よりも前で開発されているプログラムについてIWFileを使われている場合には、新しいIWFileUploaderに置き換える必要があります。

該当する場合は、構成やロジックがかなり違うため、移行作業も大変多くなりますので、Delphi 11 Alexandriaで新たにプロジェクトを作成し、そのIntraWebフォームへロジックを移植するようにして下さい。


Delphi2010以前で開発したIntraWebのプログラムをDelphiXE以降で開くと、ServerControllerのフォームで、以下のプロパティが見つからずにエラーになる場合があります。
例)
「IWServerController.AllowSubFolder 「IWServerController.AllowSubFolder の読み取り中のエラー:プロパティAllowSubFoldersは存在しません。」

エラーが発生する場合は、エラーダイアログで「無視」または「全て無視」を選択します。
ServerControllerのフォームが開けるようになったら保存してください。
4. 過去のバージョンで作成されたプログラムについて (対象:開発版および運用版)
 

過去のバージョンで作成されたプログラムを Delphi/400 11 Alexandriaでご使用になられる場合、再コンパイルが必要です。必ず再コンパイルし動作を確認してご使用ください。
(再コンパイルには【プロジェクト】メニューの【すべてのプロジェクトをビルド】が便利です。)

またDelphi 11 AlexandriaではVCL環境が全てUnicode標準になります(Delphi2007まではAnsi標準)。
これまでのAnsiベースのプログラムをUnicodeベースのプログラムとしてコンパイルされますが、Ansi とUnicodeは文字コードとして扱いが大きく異なります。
例えばUnicode には半角や全角といった概念がなく、Byteの持ち方(サイズ)も異なります。
そのため、主に文字列操作やByte関連、API関連についてはコンパイルしたアプリケーションが動作で問題がないかを十分ご確認ください。

※Unicodeを使わずにAnsiのままバージョンアップを行う場合は、明示的にAnsiを指定する必要があります。
例) String -> AnsiString Char -> AnsiChar PChar -> PAnsiChar など。


Delphi5以前のバージョンからバージョンアップする場合、ユニット名が変更になっているものがありますので、こちらをご参照の上、ソースを変更してください。

・Delphi/400 V2006以前のバージョンで開発したSQLConnectionを使用したプログラムをDelphi/400 11 Alexandriaで実行すると、 SQLConnection接続時にエラーとなります。
Delphi/400 11 Alexandriaでは、CO400ドライバで使用するdllが変更になっています。
SQLConnectionのプロパティ設定値は、LibraryNameはdbco430.dll、VendorLibはco400loc.dllとするようにして下さい。

・Delphi/400 VXE5でAndroidアプリケーションを開発されている場合には、11 Alexandriaでリコンパイルする際に[プロジェクト|オプション|アプリケーション]から「スプラッシュ画像を組み込み」のチェックを外すか、スプラッシュ画像を指定するようにして下さい。

・Delphi/400 11 Alexandriaでは、標準で付属するレポートツールが「FastReport」になっております。
そのため、過去のバージョンで開発されている「QuickReport」や「RaveReports」のプログラムは「FastReport」に移行・変更する必要があります。
また11 Alexandriaでは「InstallAware」等のインストーラー作成ツールは付属しておりません。インストーラー作成が必要な場合はご所有のツールまたは製品版等をご用意いただく必要があります。
5. 64bit開発について (対象:開発版)
 

Delphi 11 Alexandriaでは、64bitアプリケーションを開発するために、64bit用のコンパイラが用意されています。
開発は32bitアプリケーションとして開発しますが、コンパイル時にターゲットプラットフォームに「Windows 64ビット」を指定することで、64bitアプリケーションを生成することができます。
過去に開発したアプリケーションも64bitとしてコンパイルすることはできますが、プログラムソースやコンポーネントが揃っていないとコンパイルすることができませんのでご注意ください。

また64bitに対応していないコンポーネントとしてはBDE関連(DataBaseコンポーネント、Tableコンポーネント、Queryコンポーネント、Spool400コンポーネント、ListSpool400コンポーネント等)などがありますので、こうしたコンポーネントを使用されているプログラムはdbExpress等のコンポーネントに作り変える必要があります。
またWindowsで32bitAPIを直接呼び出して利用している場合には、64bitAPIに呼び出しを変えるなどの変更が必要です。既存のアプリケーションを64bitでコンパイルした場合にはアプリケーションが動作で問題がないかを十分にご確認ください。

Delphi/400 11 Alexandriaより、64bit版FireDacコンポーネントが開発環境に追加されますが、2022年9月の初期製品バージョンに搭載されるドライバーはβ版となる為、使用は非推奨となります。
当面は、これまで同様64bit開発には、dbExpress接続をご利用ください。
64bitのFireDac正式版は、今後サポートリリース発行時にご案内する予定となっております。

6. 複数バージョンの共存について(対象:開発版および運用版)
 

(1) IBMi(AS/400)
IBMi(AS/400)側にはライブラリ名が異なるバージョンでは、共存させて使用いただけます。

(2) クライアント(PC)
PC側では1台のPCで複数のバージョンを共存させてご使用いただくことはできません。
バージョンアップの際には、過去のバージョンをアンインストールしてご使用ください。
複数のバージョンをお使いになる際には、それぞれバージョン毎にPCをご用意ください。
過去のバージョンをアンインストールする際には、こちらのTipsもご参照ください。
7. AS/400接続情報(ALIASES.CFG)
 

Delphi/400の過去のバージョンが既にPCにインストールされている場合には、Delphi/400 11 AlexandriaはDelphi/400の過去のバージョンにより作成されたALIASES.CFGを使用します。
(ALIASES.CFGは AS/400 Configuration で使用するIBM i (AS/400)へのTCP/IPなどの環境設定情報ファイルです。)
つまり、Delphi/400 11 Alexandria が CO427ディレクトリにインストールされたとしてもCO400.ini ファイルにあるセクション[CO400]にはエントリ HOSTSTABLE= c:\co4xx\ALIASES.CFG HOSTSTABLE= c:¥co4xx¥ALIASES.CFG が引き続き含まれているということです。
ディレクトリ CO4xx を削除する場合には、削除する前に ALIASES.CFG を CO427ディレクトリに移動し、またエントリ HOSTSTABLE=c:\co4xx\ALIASES.CFG HOSTSTABLE=c:¥co4xx¥ALIASES.CFGHOSTSTABLE=c:\co427\ALIASES.CFG HOSTSTABLE=c:¥co427¥ALIASES.CFG に変更して下さい。
またCO400.iniは旧バージョンのwin.iniの代わりに作成されるため、旧バージョンがVersionXE以前の場合は、インストール前にwin.iniの[CO400]セクション情報を削除してください。

8. ネイティブコンポーネントの互換性について
  【SCD400 Data】ページのネイティブコンポーネント(AS400コンポーネントは除く)は、Version5の頃から下位互換のために存在しているコンポーネントです。 これらのコンポーネントは、今後使用が推奨されません。
これら使用が推奨されていないコンポーネントの代わりに今後は、【dbExpress】【FireDAC】ページ及び【Data Contorols】ページのコンポーネントをご使用ください。
これらのコンポーネントの使用方法については、ヘルプをご参照ください。
9. SQLバインド変数について(対象:開発版)
 

Delphi/400 11 AlexandriaでSQLのバインド変数を使用する場合、文字列型では次のような記述方法に変わりますので、旧バージョンのプログラムは変更するようにして下さい。

<BDE接続> <dbExpress/FireDAC接続>
ParamByName('XXX').AsAnsiString ParamByName(‘XXX’).AsAnsiString ParamByName('XXX').AsString ParamByName(‘XXX’).AsString

※上記はあくまで既知の注意事項ですが、株式会社ミガロ.がDelphi製品のバージョン間でのプログラムのコンパイル、および動作保障をするものではございません。


IBM i(AS/400)V7R5をサポートしていますか?

Delphi/400では、以下のバージョン以降でOS/400 V7R5をサポートしています。

V7R5対応状況
Version11 Alexandria 製品版より
Version10.2 Tokyo V22.0.4A 以降(リリース済み)
Version10 Seattle V22.0.4A 以降(リリース済み)
VersionXE7 V20.0.1 以降(リリース済み)
VersionXE5 V18.0.2A 以降(リリース済み)
VersionXE3 V16.0.6 以降(リリース済み)
VersionXE V14.0.13 以降(リリース済み)
Version2010 V13.0.20 以降(リリース済み)
Version2009 V12.0.7 以降(リリース済み)
Version2007 V11.0.28 以降(リリース済み)
Version2006 V9.0.41 以降(リリース済み)
Version2005 V9.0.41 以降(リリース済み)
Version7 V7.0.34 以降(リリース済み)
Version6 V6.0.71 以降(リリース済み)
Version5 V5.1.77 以降(リリース済み)

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