顧客満足度に高い評価を持つ開発ツールであるDelphiと堅牢なSystem i(AS/400)の融合により、保守性、拡張性に優れたGUI及びWEBアプリケーション/サービスを短期間に構築することができます。 Delphi/400により社内のSystem i(AS/400)がオープンなシステムへと進化します。
HTMLやXSLを使ったページ生成、セッション管理、ユーザーログインなどWEBアプリケーションを作成するための多くのコンポーネントやウィザードが用意されています。簡単な操作で即座にWEBサービスを利用できるウィザードや、新規または既存のアプリケーションをWEBサービスに対応させるコンポーネントが提供されていますので、短時間でWEBシステムを構築・運用できます。また、市販のWebページデザイナと併用することもでき、洗練された外観と機能的な動作を容易に実装できます。
特に製品添付でサポートされている「VCL for Web」では、ダイナミックなサーバーサイドのHTML Webアプリケーションを迅速かつビジュアルに設計できます。クライアントサーバーアプリケーションを作成するように、ドラッグ&ドロップでブラウザに表示される内容を設計でき、クッキーやセッション、ユーザー管理なども自動的に処理されます。アプリケーションモードで作成、デバッグ、保守を行うことができます。またデバッグが容易に行えるスタンドアロンモードも提供されています。
Delphiの提供するコンポーネントアーキテクチャと異種RDBMSをサポートするBorland DatabaseEngine(BDE)により、OracleやMicrosoft SQL-Serverなど社内の様々なデータソースとSystem i(AS/400)の連携や、EXCELやブラウザなどのフロントツールとの連携など、様々なシステムとの融合が可能になります。 データソースの融合により、エミュレータベースの社内システムでは難しかったリアルタイムでの処理がDelphi/400で実現できます。
Delphi/400はSystem i(AS/400)のデータ資産だけではなく、RPG、Cなどのモジュール、ストアドプロシージャ、論理ファイルなどの既存System i(AS/400)の資産を有効活用することができます。また、メッセージキュー、データキュー、データエリア、CLコマンドなどSystem i(AS/400)の機能をクライアントから呼び出せる機能がコンポーネント(ソフトウェア部品)で提供されています。これらの機能の利用により、RPGベースのオンライン型システムのプログラム資産を活かしながら、GUI環境へと移行することが可能となるだけでなく、System i(AS/400)のプログラムテクニックを活用しながら、豊富な情報量を持つ堅牢なクライアントサーバーを構築することができます。もちろん既存の物理ファイル・論理ファイルをなんら再定義することなくDelphi/400から直接アクセスすることができます。