(※このトピックスは、Valence開発元(米CNX社)のブログ記事を翻訳・再編集したものとなります。原文記事は、コチラとなります。)
Valence App Builder を使用してビジネスデータの複数の列をグリッドに組み立てることは、非常に迅速かつ簡単であるため、開発者は、巨大なデータの壁を含むアプリでユーザーを圧倒したり、威圧したりすることさえあります。最も最適なユーザー体験のためには、大量の情報リストをできるだけきれいに、明確に表示することが重要です。
グループ化、ドリルダウン、カラムの移動・非表示・サイズ変更など、大量のGridウィジェットデータを直感的に整理する方法は数多くあります。Valence 6.1では、「スーパーカラム」(コンテナとも呼ばれる)を導入し、グリッドの上部にまたがって、カラムのグループをよりよく区別することができるようになりました。この機能を使うことで、ユーザーは表示される情報をより簡単に理解できるようになります。
この概念を説明するために、顧客の住所を構成する複数のフィールド(住所、市町村、州、国など)を含む典型的な顧客マスターファイルを考えてみましょう。他のカラムとの区別がない場合、住所情報はデータの壁の中で迷子になってしまう可能性があります。Valenceに含まれるDEMOCMASTのサンプルファイル上のこのようなグリッドは、次のようになります。
Valence 6.1で導入された新しい「スーパーカラム」コンセプトにより、住所欄を上部にまたがる単一の「Customer Address(顧客住所)」ラベルの下に配置することで、より簡単に住所欄を目立たせることができます。これを行うには、フィールドリストの下部にある「コンテナ」ボタンをクリックし、ラベルを追加してから、その下に含めたい列を選択するだけです。
[OK]を押すと、リストに新しいコンテナ行が表示され、その直下に基礎となるカラムが表示されます。スーパーカラムの下にある列は、ドラッグ&ドロップで好きな位置に並べ替えることができます。また、同じように列をドラッグしてコンテナに入れたり、コンテナから出したりすることもできます。
その結果、住所に関連するカラムが他のカラムからはっきりと浮き出るようなグリッドを実現することができました。
スーパーカラムをグリッドに複数挿入することで、関連するカラムを論理的なグループにまとめることができます。これにより、グリッドのコンテンツは、複数のカラムや水平スクロールがあるものであっても、ユーザーにとってより解釈しやすくなります。