今回はDelphi/400で IBM i の *LDA(ローカル・データ域)にアクセスする方法をご説明いたします。
*LDA(ローカル・データ域)は *DTAARA として扱うことができますので、
Delphi/400のネイティブコンポーネントを利用できます。
*DTAARAオブジェクトを扱うために、Delphi/400では
[SCD400 System] パレットのTDataAreaコンポーネントが用意されています。
*LDAにアクセスする場合には、画面に配置したTDataAreaに以下のプロパティを設定します。
- AS400プロパティ:接続で使用するTAS400コンポーネント
- LibraryNameプロパティ:ブランク(指定しません)
- DataAreaNameプロパティ:「*LDA」
- DataAreaTypeプロパティ:「A;1024;0」(*Charの1024文字)
プログラム上では*LDA値を「DataArea.Value」という形でアクセスすることができます。
値の参照も更新も行うことができます。
ジョブ上で*LDA値を利用している場合には、
このコンポーネントでDelphi/400からも利用することができますので、ぜひご活用ください。
<読み込みと更新のイメージ>
(ミガロ.情報マガジン「MIGARO News!!」Vol.163 2014年6月号より)