VCLアプリケーション開発において、ランタイムテーマが有効になっていると
TDBGrid(およびTStringGrid)のタイトル部の色がOSに依存した色となります。
プロジェクトオプションでランタイムテーマを無効にすると画面全体の見た目に影響しますが、
対象のグリッドでDrawingStyleプロパティを設定することで、
ランタイムテーマが有効なままでもタイトル部の色が指定可能となります。
(※Windows10のテーマ等の設定は変更不要です)
DrawingStyleプロパティは、以下の3種類から選択が可能です。
- gdsClassic
- クラシックのスタイルを使用します。
(昔のWindowsと同様の見た目になり、背景色はFixedColorで指定した色となります)
- クラシックのスタイルを使用します。
- gdsThemed
- 現在のオペレーティング システムのテーマを使用します。
(初期値。実行環境のOSに依存した見た目になります)
- 現在のオペレーティング システムのテーマを使用します。
- gdsGradient
- スタイルに指定色のグラデーションを使用します。
(GradientStartColor・GradientEndColorの2つのプロパティで
指定した色のグラデーションになります。
両方に同じ色を指定すれば見た目は1色になります。)
- スタイルに指定色のグラデーションを使用します。
<参考:RAD Studio 10.2 Tokyo ヘルプ DrawingStyle>
http://docwiki.embarcadero.com/Libraries/Tokyo/ja/Vcl.Grids.TCustomGrid.DrawingStyle
(ミガロ.情報マガジン「MIGARO News!!」Vol.224 2020年2月号より)