Valence6.0~6.3をインストールすると、デフォルトではポート番号7060でベースインスタンスが作成されます。
ベースインスタンスは基本的にバージョンアップ用のインスタンスとして使用します。
そして、「インスタンス管理」アプリからインスタンスを複製することで開発環境や、本番用の運用環境を作成することをお勧めしています。
Valenceでは、作成したインスタンスのポート番号を変更することが可能です。
インスタンス作成後にポート番号を変更する必要があればTipsの手順で変更ください。
Valenceのポート番号変更
Valenceのポート番号を変更するには、Webサーバーの構成ファイル(httpd.conf)を編集します。
IBMiのWebサーバーの構成ファイルは 「IBM Web Administration for i 」から変更可能です。
IBM Web Administration for i の起動
ブラウザを起動して以下のURLにアクセスします。
http://[IBMi IP Address]:2001/HTTPAdmin
※[IBMi IP Address]の箇所は環境に合わせてIPアドレスまたは、ホスト名に置き換えてください。
構成ファイルのポート番号変更
IBM Web Administration for i にアクセス後、「管理」タブ > 「HTTPサーバー」タブ > 「サーバー」プルダウンからポート番号を変更するValenceインスタンスを選択してください。
次に左側メニューより、「ツール」 > 「構成ファイルの編集」を選択します。
構成ファイルのListenセクションに設定されているポート番号を変更してください。
変更後「OK」ボタンをクリックすると構成ファイルに設定が保存されます。
Valenceの設定ファイル変更
ポート番号を変更後、変更対象のValenceインスタンスにブラウザからアクセスします。
Valenceに管理者権限でログイン後、「ポータル管理」 > 「設定」 から「ログイン」の「ValenceログインページにアクセスするURL」のポートを変更してください。
設定変更後、右下の保存ボタンから設定を保存します。
Valenceインスタンスの再起動
Valenceを再起動するとポート番号の設定が反映されます。
エミュレータより、ライブラリリストに対象となるValenceインスタンスのライブラリを追加します。
VVSTARTコマンドを実行するとValenceのインスタンスが再起動します。
例) VALENCE6Tインスタンスの再起動
ADDLIBLE VALENCE6T
VVSTART
再起動後、変更したポート番号でブラウザからアクセスしてください。
以上で設定は完了です。