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Valence 6.3 20250108.1の新機能/変更点のご紹介

Valence6.3 20250108.1版をリリースしました。ユーザーの一括登録機能等、AppBuilderの機能を中心に新しい機能が様々追加されています。Tipsでは最新版で追加された主な新機能や変更点についてご紹介します。

  1. ポータル関連の新機能 / 変更点
    1. 登録されていないIBMiユーザーを一括で登録する機能の追加
    2. Valence Assistant AIの編集権限の追加
  2. AppBuilder関連の新機能 / 変更点
    1. アプリ変数をリアルタイムで監視する機能を追加
    2. アプリのナビゲーションをパンくずリスト形式で表示
    3. 動作内容でアプリ変数やRPGプログラム名などの検索機能を追加
    4. Grid グローバル検索値を取得するアプリ変数の追加
    5. Grid グリッドをクリップボードにコピーする機能を追加
    6. Grid/EditGrid グローバル検索を左端に配置する機能を追加
    7. Grid / EditGrid 行を右クリックすると行メニューが利用できる機能を追加
    8. EditGrid レコード削除メッセージを上書きできるアプリ変数を追加
    9. EditGrid 項目の形式チェックの追加
    10. EditGrid バックエンドから行を追加する機能
    11. EditGrid エラーのあるセルを強調する機能を追加
    12. Form/EditGrid ウィジェット内の項目変更を記録するアプリ変数の追加
    13. Form 時間フィールドで時間を選択する機能が追加
    14. PivotGrid 表形式表示の追加
    15. Chart ゼロ値を抑制する機能の追加
    16. ユーティリティInfoWidget Valence Assistant AIの機能を追加
    17. フィルターのリセットボタンの押下時に値を設定するアプリ変数を追加
    18. フィルターのフィールドを必須にする機能を追加
    19. フィルターにツールチップを追加する機能を追加
    20. 画面に入りきらないフィルターをメニューから選択できる機能を追加

ポータル関連の新機能 / 変更点

登録されていないIBMiユーザーを一括で登録する機能の追加

Valenceのユーザー登録をしていないIBMiユーザを一括で登録できるようになりました。
既存のValenceユーザーからテンプレートを選択し、追加するIBMiユーザーを選択することで一括でユーザーの作成が可能になりました。

Valence Assistant AIの編集権限の追加

Assistant AIの管理権限が追加されました。
[設定] > [ポータル管理] > [管理機能を許可されたグループ] で設定可能です。
 ※[ポータル管理] > [Valenceアシスタント]の編集を制限できます。

AppBuilder関連の新機能 / 変更点

アプリ変数をリアルタイムで監視する機能を追加

アプリ変数をリアルタイムで監視し、コンソール情報を確認できるAppBuilder開発者コンソールを追加しました。
設定で開発コンソールを許可することで、アプリからアプリ変数のリアルタイム監視が可能となります。

アプリのナビゲーションをパンくずリスト形式で表示

AppBuilderアプリのナビゲーションがパンくずリストで表示されるようになりました。
パンくずリストで画面遷移がわかりやすくなりました。

動作内容でアプリ変数やRPGプログラム名などの検索機能を追加

「動作内容」内での検索欄が追加されました。
アプリ変数・RPGプログラム名・機能ID・ボタンテキスト等を動作内から検索できるようになりました。

Grid グローバル検索値を取得するアプリ変数の追加

Gridでグローバル検索の値を取得するアプリ変数【getSearch】が追加されました。
検索を行うと入力された検索値がアプリ変数に設定されます。

Grid グリッドをクリップボードにコピーする機能を追加

Gridで項目をクリップボードにコピーする機能を追加しました。
「設定」>「データ」の「Allow copy of data」から設定することで、Gridの下部にドキュメントコピーのアイコンが表示されます。
アイコンをクリックすることでグリッド全体や表示されているページだけをコピーでき、他の場所(Excel等)に貼り付けることができます。

Grid/EditGrid グローバル検索を左端に配置する機能を追加

GridとEditGridでグローバル検索欄を左端に配置する機能を追加しました。
「設定」>「検索」の「Search Align Left」で設定することで左端に配置できます。(通常は右端に配置されます。)

Grid / EditGrid 行を右クリックすると行メニューが利用できる機能を追加

行を右クリックすることでメニュー表示される設定が追加されました。
右クリックからメニューを呼び出し、行の編集や削除が可能となります。

EditGrid レコード削除メッセージを上書きできるアプリ変数を追加

EditGridでレコード削除のメッセージを上書きできるアプリ変数【deleteConfirmMsg】を追加しました。
レコード削除時のメッセージを変更することが可能です。

EditGrid 項目の形式チェックの追加

EditGridの項目で形式チェックが追加されました。
「編集」の項目ごとの設定から選択することができ、フォーマットの入力制限(正規表現等)を追加できます。

EditGrid バックエンドから行を追加する機能

EditGridでバックエンドからグリッドに行を追加するプロシージャーを追加しました。(ローカルデータ使用時)
AddRow(fieldNameArray:fieldValueArray)でfieldNameArrayにフィールド名、filedValueArrayに値を設定することで行を追加することが可能です。

EditGrid エラーのあるセルを強調する機能を追加

EditGridのローカルデータに対してエラーのあるセルを強調表示できる「cellError」の機能を追加しました。
パラメータに行数と項目名を設定することで強調表示ができます。

Form/EditGrid ウィジェット内の項目変更を記録するアプリ変数の追加

FormとEditGridウィジェットにフィールド項目の変更を記録するアプリ変数【hasChanged】が追加されました。
ウィジェット内のフィールド項目が変更されるとアプリ変数にtrueが設定され、フォームを再読み込みされると変数はfalseに戻ります。

Form 時間フィールドで時間を選択する機能が追加

Formウィジェットで時刻フィールド(T型)の項目に時間選択できる「時間ピッカー」が追加されました。

PivotGrid 表形式表示の追加

PivotGridで表形式で表示される設定が追加されました。

Chart ゼロ値を抑制する機能の追加

Chart(棒グラフ/円グラフ)でグラフのゼロ値を抑制する設定が追加されました。

ユーティリティInfoWidget Valence Assistant AIの機能を追加

ユーティリティのInfo WidgetにValence Assistant AIの機能が追加されました。
AIの機能でHTMLやJavascriptやHTMLの作成を簡単に行うことが可能となります。

フィルターのリセットボタンの押下時に値を設定するアプリ変数を追加

フィルターのリセットボタン押下時にフィルターに値を設定できるアプリ変数【Reset Filter Value】が追加されました。

フィルターのフィールドを必須にする機能を追加

フィルターのフィールドを必須にする機能が追加されました。
すべての必須フィルターに値を設定後、絞り込みが可能となります。

フィルターにツールチップを追加する機能を追加

フィルターにツールチップを追加できる機能が追加されました。
マウスカーソルをフィルター上にもっていくとツールチップが表示されます。

画面に入りきらないフィルターをメニューから選択できる機能を追加

フィルターの数が複数で画面に収まらない際に、メニューボタンからオーバーフローしたフィルターを選択できる機能が追加されました。通常時のオーバーフローした際はスクロールでアクセスする必要がありましたが、メニューボタンからアクセスできるようになりました。