SmartPad4iでは、接続しているユーザーのリモートアドレスをRPG側で取得することができます。
利用者端末のIPアドレスにより処理を分岐させたり、利用できる機能を制限するようなことも実現できます。
今回のTipsではRPG側でリモートアドレスを取得する方法についてご紹介します。
リモートアドレスとは?
リモートアドレスはWebサーバーに接続している接続元のIPアドレスです。
社内のネットワークであれば、端末に割り振られたローカルIPアドレスがリモートアドレスです。
インターネット経由でWebサーバーに接続している場合には、インターネットに接続しているグローバルIPアドレスがリモートアドレスとなります。
RPGプログラムからの取得方法
SmartPad4iでは、リモートアドレスを取得するAPIが用意されています。
RPGからAPI:(SP4I/SP4IIPADR)を呼び出すことで、簡単に接続元のリモートアドレスを取得することができます。
SP4IIPADR はパラメータに15桁のAlpha型文字列を引数にとります。
以下の例では、パラメータのフィールド PIPADD にリモートアドレスが設定されます。
リモートアドレスは、”192.168.000.115″のように15桁で格納されます。
E @CMD 1 1 9
--省略--
C MOVEL@CMD,1 IPCMD 9
C CALL IPCMD
C PARM PIPADD 15
C MOVELPIPADD OINP12
--省略--
** @CMD
SP4IIPADR
APIを使用して簡単にリモートアドレスを取得できますので、是非ご活用ください。