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Valence アプリ変数の活用方法(第5回) アプリケーション「動作内容」編

ValenceのAppBuilderでは、アプリ変数を使用して様々な制御を行うことが可能です。
ウィジェットやアプリケーションに配置するボタン制御や、クリック時の処理制御、イベントの呼び出しについてもアプリ変数で制御を行えます。今回のTipsでは、アプリケーション編集画面の「動作内容」でアプリ変数を活用する方法について紹介します。

はじめに

アプリ変数の定義方法 / 値の設定方法、ウィジェットのプロパティにアプリ変数をリンクする方法については、Valence アプリ変数の活用方法 (第1回)で確認ください。

Valence アプリ変数の活用方法 (第1回)

Gridウィジェットのアプリ変数リンクで制御できる機能については、Valence アプリ変数の活用方法 (第2回)で確認ください。

Valence アプリ変数の活用方法 (第2回) Gridウィジェット編

Formウィジェットのアプリ変数リンクで制御できる機能については、Valence アプリ変数の活用方法 (第3回)で確認ください。

Valence アプリ変数の活用方法 (第3回) Formウィジェット編

PivotGridウィジェットのアプリ変数リンクで制御できる機能については、Valence アプリ変数の活用方法 (第4回)で確認ください。

Valence アプリ変数の活用方法(第4回) PivotGridウィジェット編

App Builderアプリケーション編集 動作内容

Valenceの「App Builder」でアプリケーションを編集する際、アプリケーションの動作は「動作内容」で設定します。
「動作内容」では、アプリケーションや各ウィジェットにボタンを配置したり、GridやChartのクリックイベント等に処理を設定することができます。

動作内容で設定できること

アプリ変数による ボタンの制御

動作内容で追加したボタンにアプリ変数を設定することで、ボタンの「有効/無効」「表示/非表示」「テキスト」「ツールチップ」を変更することができます。

ボタンに設定できるアプリ変数

有効/無効化 ・表示/非表示

有効/無効 と 表示/非表示 をアプリ変数で切り替え

ボタンの「有効 / 無効化」 と 「表示 / 非表示」 はアプリ変数にtrueを設定することで変更できます。

テキスト・ツールチップ

ボタンに表示されている文字を変更するには、「テキスト」に設定したアプリ変数に表示したい文字を設定してください。
ボタンのツールチップを変更する場合にも同様に、「ツールチップ」に設定したアプリ変数に文字を設定してください。

テキスト と ツールチップ をアプリ変数で切り替え

アプリ変数による RPGプログラム呼び出し 確認メッセージの制御

実行時確認画面

「RPGプログラム呼び出し」処理で表示する確認メッセージの有効無効をアプリ変数で制御することができます。

アプリ変数がtrueの場合のみ確認ダイアログを表示
パラメータ入力画面

「RPGプログラム呼び出し」処理で表示するパラメーター入力画面をアプリ変数で制御することができます。

RPGプログラム呼び出し パラメーター入力画面
パラメータ―入力欄の有効化

「Dependent On App var = true」 アプリ変数をtrueにすると、設定したパラメーターが有効(表示)になります。

アプリ変数でパラメーター入力欄を有効化
パラメーター入力欄の初期値

「Initial Value via App Variable」アプリ変数に設定した値をパラメーター初期値に設定することができます。

アプリ変数でパラメーターの初期値を設定
パラメーター入力欄 読み取り専用

「Readonly via App Var = true」アプリ変数をtrueに設定すると、パラメーター入力欄が読み取り専用になります。

アプリ変数でパラメーター入力欄を読み取り専用に設定

イベント処理の制御

アプリ変数に設定したイベント名で、イベントを発動できます。

アプリ変数でイベント制御

「イベントの発動」でイベントを呼び出す際、イベント名ではなく、アプリ変数を設定できます。
アプリ変数に設定したイベント名のイベントを発動します。

アプリ変数にイベント名を設定してイベントを発動