Valenceの最新バージョン6.3をリリースしました。
AppBuilderにはAI機能(Valence AI Assistant)が追加され、アプリの開発効率がさらに向上しています。
TipsではValence6.3で追加/変更された主な点についてご紹介します。
Valence全般の変更点
画面スペースを有効活用するためのUI改善
画面スペースを有効に利用するため、UIが全体的に見直されました。
例えば、ポータル画面のツールバーはValence6.2より縦幅が狭くなりました。
ポータル管理 アプリ UIの変更
ポータル管理アプリのUIが変更されました。
環境(ライブラリリスト)の指定画面や、ユーザーの作成画面、グループ設定等UIが見直されております。
ポータル管理 > 設定 数値入力欄を右寄せする機能を追加
ポータル管理 > 設定 > 数値フィールドを右揃え にチェックを設定することでApp Builderアプリの数値入力欄で数値を右寄せにすることができるようになりました。
Valence App Builder の追加機能
Valence AI Assistant の追加
App Builderのアプリケーション作成時にAI機能を使用することができるようになりました。
AI機能で、より効率的にApp Builderアプリを作成することができます。
- データソース SQL 作成時
- Grid , Edit Gridウィジェット Row Body作成時(HTML , JavaScript)
- Grid / Form ウィジェット カスタムフォーマット 作成時
- Formウィジェット 整理 レイアウト調整時
- Formウィジェット regex(入力の正規表現) 入力制限の条件作成時
- Tile ウィジェット 整理 レイアウト調整時
- アプリケーション 動作内容 「スクリプトの実行」 スクリプト作成時
- アプリケーション アプリ変数「式」 式のスクリプト作成時
詳細は、メンテナンスサイトからダウンロードできる「Valenceアシスタントマニュアル」をご確認ください。
Formウィジェットのフィールド検索機能
Formウィジェットのフィールドを検索できる機能が追加されました。
大量のフィールドが登録されているFormウィジェットを編集する際に役立つ機能となります。
Tileウィジェットの対象レコードなしの場合の表示
Tileウィジェットで対象レコードが存在しない場合に、任意のテキストを表示できるようになりました。
Excelダウンロード機能のフォーマット変更
Excel ダウンロードで1未満の小数値の先頭にゼロを出力するように調整しました。
例) 「.81」ではなく「0.81」
Gridのアイコン列を非表示にするアプリ変数を追加
アプリ変数リンクでアイコン列を非表示に設定する機能が追加されました。
権限やユーザーによっては編集させたくない場合などに使用できます。
Gridのセルクリック時にローカルイベントを発動
アプリ変数にリンクで、セルクリックイベントを発生させる機能が追加されました。
設定したアプリ変数の値に設定されたイベント名のローカルイベントを呼び出すことが可能です。
行クリック時にアプリ変数へフィールド値を設定
アプリ変数にリンクで、行クリック時に選択したレコードのフィールド値をアプリ変数に格納する機能が追加されました。
Gridの行を選択時にアプリ変数へ値を格納できるため、行クリックからの画面遷移時などと同時に、アプリ変数へ値を設定できます。
スクリプトの実行で大容量のJavaScriptを記述可能
スクリプトの実行でより多くのステップ数のJavaScriptを登録することができるようになりました。