Valence6.3 20250325.1版をリリースしました。ユーザーの一括登録機能等、AppBuilderの機能を中心に新しい機能が様々追加されています。Tipsでは最新版で追加された主な新機能や変更点についてご紹介します。
Valence App Builder 全般の変更と追加
Valence App BuilderのUIの変更

Valence App BuilderのUIが変更になりました。
アプリケーションの起動と共有でバージョンを選択する機能を追加

Git機能を使用している際にアプリケーションの共有や起動を行う際にチェックアウトされているバージョンかチェックアウト前のバージョンのどちらを使用するか選択することが可能となりました。
Valence App Builder ウィジェット追加機能
Grid グローバル検索の実行をEnterキーで行える機能を追加

Gridのグローバル検索でEnterキーを使用した際にだけ実行される機能が追加されました。
以前はフィールドにキーを入力するごとに検索が実行されていました。
Grid 実行中にページサイズを変更できる機能を追加

Gridのページングが有効な際に「Page Size Selection」を選択すると、Gridの実行中にページごとの行数を変更ができるようになりました。行数は【10、25、50、100、250、500】から選択することができます。
Grid/Form 行をたくさん表示できるUIの追加

GridとFormでよりたくさんの行が表示できるようになるUIが追加されました。
デフォルト値・スリムビュー・ウルトラスリムビューの3つのUIを使用することができるようになりました。
EditGrid/Form/フィルター 変換先にドロップダウングリッドを追加

EditGrid、Form、フィルターの変換先で使用できるドロップダウングリッドが追加されました。
ドロップダウンリストをGridで表示することできます。
Form 時間フィールドにデフォルトの増分を変更する機能を追加

時間フィールドの時間増分は15(分)がデフォルトでしたが、増分を1分単位で設定することができるようになりました。
(※デスクトップのみ)
EditGrid ローカルデータ使用の際に変更された箇所にリボンを表示する機能

EditGridでローカルデータを使用した場合、変更したフィールドの左上に赤色のリボンが表示されるようになりました。
Timelines 軸単位とステップ数とズームを設定するアプリ変数リンクの追加

Timelinesのウィジェットにアプリ変数が追加されました。
・scale:タイムラインの軸の時間単位を選択できます。
例: millisecond(ミリ秒), second(秒), minute(分), hour(時), weekday(平日), day(日), month(月), year(年)
・scaleStep:時間当たりのステップ数 (V20250325.1 段階では動作しません。 次回のバージョンアップで修正予定です)
時間単位に応じて時間数を設定できます。
例:scaleが「hour(時)」でscaleStepを「2」に設定した場合、2時間ごとの間隔でタイムラインが表示されます。
・zoomable:タイムラインのズームの有効・無効を設定できます。
true:ズーム有効、false:ズーム無効
フィルターを左揃えにする機能を追加

フィルターを左揃えにできる機能が追加されました。
グローバル検索が有効な際は左揃えの項目は表示されません。
Valence App Builder アプリ変数リンクの追加機能
Grid/Form 追加テキストの位置(前/後)を変更できるアプリ変数リンクの追加

GridとFormで追加のテキスト位置を変更できるリンクが追加されました。
ウィジェットで設定したテキスト位置を上書きすることができます。
設定値は【A】:後(After)、【B】:前(Before)になります。
Form フィールド変更・フォーカス移動の呼出しを一時停止するリンクの追加

Formでフィールドの変更時とフォーカス移動後にフィールドのヘルパープログラムを一時停止できるアプリ変数リンクが追加されました。特定のフィールドでアプリ変数をtrueを設定することで、そのフィールドへのヘルパープログラムの呼び出しを停止できます。
プロパティに直接値を入力できる機能とbooleanの反転設定を追加

アプリ変数以外に値を直接入れてプロパティを変更できるようようになりました。
また、booleanのフィールドで値を反転させる設定が追加されました。
trueはfalseに、falseはtrueになります。
Valence App Builder アプリケーション作成での追加機能
アプリケーションでGridのUIを設定する機能を追加

アプリケーションでUI構成を設定できるオプションを追加しました。
アプリケーションの設定のテーマから変更することができます。
「ウィジェットレベルのUI設定を使用」にチェックを入れると、ウィジェットで設定したUIが優先されて表示されます。
ウィジェットの固定幅を設定すると水平スクロールが有効になります

ウィジェットの幅を固定幅で固定すると以前はページからはみ出て全体を確認できなかったのですが、
水平スクロールバーで全体を確認できるようになりました。